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4月の想い出@2021-③-

この年は桜を撮ったのは4月初めの横浜くらいで、あまり見れなかったし撮れなかったので、それなら桜前線を追いかけて北に向かえばまだ咲いているんじゃないかと思うわけです。
そこで、宇都宮に住む友人に聞いたら、こっちも東京と咲く時期は変わらないよーとのこと。
北関東だから遅いと思ったのに。
それならばと、東北に足を伸ばせばまだ間に合うはずとネットで調べたら、福島県なら4月下旬でも見頃という情報をキャッチしました。
その中から素晴らしそうな桜の名所の「夏井川千本桜」に友人と出かけることにしました。
夏井川に沿って名前の通りに桜並木が見事だそうで、期待は嫌が上でも高まります。
ところが直前になってリアルタイムの開花情報をチェックしたら、予定の日には既に見頃は終わっているとの悲しい知らせが。
仕方ないのでさらに探すと二本松市の岳温泉と喜多方の日中線跡しだれ桜はまだ満開らしいので、そちらに向かうことにしました。

岳温泉・鏡ヶ池

宇都宮からは友人が運転を代わってくれたので、久しぶりに助手席でくつろげました。
初めての岳温泉。
到着したのはまだ朝早い8時過ぎ。
あたしはいったい家を何時に出てきたのかな。
手前には鏡ヶ池というそこそこ広い池があります。
朝早いので誰もいません。

鏡ヶ池と桜

池のほとりには桜が咲いていました。
曇り空だし結構寒かった。
東北はまだ春の初め。

桜並木

岳温泉の桜坂。
満開といえば満開ではありましたけど、若干見頃を過ぎているのと、あいにくのお天気なので、もう少し早い時期のお天気の良い日に来たかったなというのが正直な感想。
でも、人がいないのでのんびりお散歩がてら写真を撮れて、わざわざ来た甲斐はあったと思います。

源泉かな?

湧き出すお湯は結構熱かったです。
足湯もあったのですが、時間が早いせいでまだお湯が入ってませんでした。

何かの建物の廃墟

岳温泉も寂れかけていて、閉館したホテルとかもありました。
この日は宇都宮のホテルに泊まり、翌日はひとりで塩原温泉に向かいました。
塩原温泉もかつての温泉郷としての活気はなく、あちこちに閉館したホテルや旅館を見かけました。
小学生の時に家族旅行で訪れた時の観光地然とした雰囲気は皆無で、心が痛みます。

鏡ヶ池で水芭蕉を発見!

桜よりも水芭蕉を見れたことが嬉しい気がします(笑)
水芭蕉というと「夏の思い出」の歌詞、「夏が来れば思い出す〜」を連想するので、夏の花のイメージですが、低地では4~5月、高地では5~7月だそうで、歳時記での季語が夏なので、あのように作詞されたらしい。

見るべきものもあまりないし、お天気が心配なので桜坂と鏡ヶ池の周囲を一通り歩いたら、次の目的地に向かうことにしました。

ラーメンと蔵で有名な喜多方から出ていたローカル線の日中線の跡地を利用した緑道です。
こちらはしだれ桜の並木になっていて、桜の季節には臨時駐車場も設けられ桜祭りが開催されます。
しかし、到着した頃から少し雨が降り始め、桜も見頃を過ぎていたので、またしても間に合わなかったみたいです。
とは言え、SLも保存されていたり、桜以外のお花も咲いていたりで、雰囲気は悪くありません。

可愛いSLとしだれ桜

とりあえずランチをすることにしてググると古民家カフェがあることがわかったので、「つきとおひさま」でお昼にすることにしました。
喜多方なのにラーメンじゃないのかよ!? と言うツッコミは却下です。

まさに古民家
素敵な佇まいです
ランチその1
ランチその2
手描きの看板の文字が素敵すぎる

お料理の名前を覚えていないし、どちらを自分が食べたかもあやふやだけど、多分定食があたしでカレーが友人だった気がするけど、逆かも知れない。
もちろんとても美味しかった。
現地で急遽探して見つけたお店だったけど、大正解でした。
あたしのお店選びの勘に間違いはありません。

お腹がいっぱいになったのでしだれ桜を見に戻りました。
岳温泉と違って少なめとは言えこちらには観光客がそこそこいます。

岳温泉と日中線跡地の2か所の桜を巡るドライブは、お天気と見頃に恵まれなかったものの、どちらも初めてだったしそれぞれ趣もあり、いつか満開で晴れた日に再訪したいと思ったのでした。
つきとおひさまも好みのお店だったし、花より団子じゃないけどこの日のMVPは間違いなくここでのランチでした。

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