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可視化

心の傷は見えない
自分でもどのくらい傷がついているのかはっきり分からない
"大丈夫"と長年自分にも嘘を続けてきた
傷を負っていても"大丈夫"だって生きてきた
小さな傷が積み重なってたまに限界が来る
それも突然である
まだ大丈夫だと思っていたある日、何も出来なくなる
絶対遅刻しない私が遅刻を2回連続でしてしまった
仕事に全然集中できなかった
1人になった時、涙が止まらなくなってしまう
疲れて眠たいはずなのに全然眠れない
またうつ症状が再発したのだろうかと考えると恐怖でいっぱいになった
気づいたらカミソリで左腕を切っていた
血は出ているがこれが不思議で全く痛くない
それどころか少し快感にも感じられてしまう
一度始めたらこの時間が息抜きの時間になってしまって毎晩のように腕を切ってしまう
でもこれは"生きるため"にしている行為なのだ
あまり理解されないと思うが毒をこの行為によって出せている
自分にとっての一種のストレス発散方法と言ってもいい
もちろん友人や知り合いにこれを勧めようとは全く思わないが
でもこの行為を行うことによって自分の心の傷が可視化されたように思える
心の靄が多い日は切る本数も増える
自分の腕を見ることによって辛かったんだってちゃんと自分を認めてあげられるようになり始めている
もちろん自分の身体を傷つけることはあまりよくないことなのだが今はこれが自分を救える方法だから許している
これがあるから明日を笑顔で生きていける
今日の靄を最小限にして明日を迎えることができる
どうか明日も乗り切れますように

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