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パズル
前回のnoteを見ていない人はぜひ前回から読んで欲しい。
私の恋人とは付き合うまでがびっくりするぐらい早かった。
というかそもそも会うまでも早かった。
元々初めて会う日は決めていたのだが、電話やチャットをしているうちにお互いに早く会いたくなってしまってノリで会いに行ってしまった。
会いに行って最初は遊ばれてんのかなと不安でいっぱいだった。
しかし一緒に映画を見ていて隣で楽しそうに笑っている彼を見てずっと楽しそうにしててほしいと思った。
一緒に歩いている時に楽しそうに鼻歌を歌い出すからずっと隣で楽しそうに鼻歌を歌っていてほしいと思った。
でも告白されなかったら自分が傷つくだけだからもう会わないし連絡も取らないと覚悟をしていた。
そう思いつつ、時が流れて気づいたらなんか告白されていた(笑)
私は彼を幸せにしようと覚悟を決めた。
ずっと楽しそうに隣でいてほしいから。
彼とは似ているところもあるし全然違うところもある。
全然違うところは一見合わないように思うかもしれないが、これがむしろ良い。
自分が持っていないものを持っているし、まだ全然彼のことを分かっていないが、非常に努力家であることは明らかである。
しかし彼は掃除が苦手である。
流しには3日ほど放置された鍋やお皿が山ほど置いてあった。
一緒に夜ごはんを食べたい私は皿洗いを進める。
彼はゴミ捨てに行った。
文句を言いながら偉そうに皿を洗っている私であるが、そういう私も実はかなりのカザツ女なのである。
彼が私の洗ったお皿を触って
「ヌメヌメしてるんだけど?俺にすごい言うけど自分もできてないじゃん」
と正論をかまされ、私は
「はい……すみません……しっかり洗わさせていただきます」
と答え、しょんぼりしていたが彼も皿洗いを手伝ってくれた。
彼はストレートに物事を伝えるだけであって別に怒っている訳では全然ない。
もちろんこの逆もあった。
私はお互い意見を聞きあってしっかり納得して折れることができるこの関係性が好きだ。
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