ハコニワポップ

ギターとモバイル機器でちまちまと曲を作っています。こちらは自作曲の歌詞置き場です。

ハコニワポップ

ギターとモバイル機器でちまちまと曲を作っています。こちらは自作曲の歌詞置き場です。

最近の記事

ソング 0

つぶせるほどのヒマもない 鳴かず飛ばずちょっと世を はかなんだり はかなんだり 使えるほどのコネもない 知らず知らずにやられて 空振ったり 空振ったり 目立ちたくても華がない 有象無象に埋もれて 消えちゃったり 消えちゃったり まかせるほどの運もない 右往左往でよろけて くすぶったり くすぶったり もろびと ころげて なぐさめ かなわず とりあえずねむくなる とりあえずねむくなる 逆立ちしても何もない 今日も一日ただただ はかなんだり 空振ったり 消えちゃったり く

    • 普通電車で行こう

      さり気な柄のシャツ着て なにげなことつぶやいて 間抜けなふりなんかして けなげな目つきとかして だらけた口元隠し しらけたことは言わずに ばらけた日々を集めて ありげなことだけ話す おはようからおやすみまで ゆりかごからくずかごまで さあ ご一緒に その気はなくても別に やる気はなくても特に ホントじゃなくても別に 何にもなくても特に おはようからおやすみまで ゆりかごからくずかごまで さあ ご一緒に いつもの普通電車で いつもの普通電車で

      • 常温ビール

        ラララララララララ 間抜けな 僕らの 暮らしを ぬるいビールでごまかせ ラララララララララ 腑抜けの 僕らの 未来は ぬるいビールで台無し 末端でこけたら 一旦やめにして ミッションあきらめた 散々な夜だな 発端はどこだと 前段を無視して マンション暮らしなど 緩慢な夢だな 口さがないヤツの どうしょもないアレで こんなんなるのなら 艱難辛苦だな

        • ヒトデと紅茶

          ララララララララララ ゆらゆら漂うだけ つらつらつぶやくだけ ララララララララララ ふらふら揺れてるだけ ちらちらまたたくだけ ヒトデのような僕らに だるすぎる朝が来て ヒトデのような僕らに 眠すぎる夜が来て ララララララララララ ヒトデのような僕らは 片っ端から受け入れて ヒトデのような僕らは 紅茶を飲んでまどろむ ララララララララララ

          不眠の愚民

          ラララララララ あれもこれもそれもどれも なにがなにでどこがどれで だれのかれのぼくのきみの いつのなにがどんなことで ひるのよるのなかのそとの よこのたてのうえのしたの だれとかれときみとぼくと ありもなしもどんなことも こんな時刻にまだ目が冴えてる こんな時刻にまた彷徨ってる こんな時刻にまた目が冴えてる こんな時刻にまだ彷徨ってる ラララララララ

          deep in the pool

          ひりついた背中 足元がぬめる ゆるゆると漂ってる塩素 嘘くさい青 コーラは薄味 ふらふらと彷徨ってる喧噪 生乾きの髪 少し冷えた指 中途半端なまんまの気温 全長は不明 水深も不明 申し訳程度の深淵の中で 水着は記号 季節は適当 都合のいいとこだけの夏 暦は記号 月日は見当 心地良い記憶だけを選ぶ 半開きのくち 閉じかけた瞼 あまりやる気のない呼吸 不埒な君と 不出来な僕と 申し訳程度の深淵の中で 溺れかけてる

          酩酊ロック

          あなたがあなたなのかどうか わたしがわたしなのかどうか あなたがあなたなのかどうか わたしがわたしなのかどうか ここがここなのかどうか そこがそこなのかどうか きょうはきょうなのかどうか あしたはあしたなのかどうか まわりながらながれる ながれながらとけてく とけながらうすれてく うすれながらきえてく あなたはどこのだれだ わたしはどこのだれだ だれかのなにがどれだ なにかのどれがどれだ

          非生産的市民の素晴らしき暮らしとその心情

          日がな一日だらりとしてても 別に気に病むことなど無いし 前向きなんかもありはしないので 生産性とか何のことやら 下の下の下の下の下の下の下の下の 下の下の下の下の下の下の生き物 昼のひなかに何もしなくても 別に気に病むことなど無いし 何なら一杯たしなんでるので 罪悪感とか何のことやら 下の下の下の下の下の下の下の下の 下の下の下の下の下の下の生き物 夜になってもふふらふらふら 足の向くまま気の向くままに いつものとこで彷徨いてるので 計画性とか何が何やら 下の下の下の下の

          非生産的市民の素晴らしき暮らしとその心情

          クロウラ

          だらりと垂れた 熱のない指で ぬるま湯のような 夜を撫ぜて ゆらゆら揺れる 視線の先で ピントの合わない 夜が溶けて 泳いでいる 僕らは泳いでいる 止まりかけの 時間に絡まっている 泳いでいる 僕らは泳いでいる 進みかけの 時間に逆らっている 足をバタつかせ 腕を伸ばし どこにいるのかも 知らないまま 泳いでいる 僕らは泳いでいる 泳いでいる 僕らは泳いでいる

          だるいやつ

          あー だるいやつがきたみたいで 起きられない あー だるいやつがきたみたいで 眠れもしない あー だるいやつがきたみたいで 電話もしない あー だるいやつがきたみたいで テレビも見ない あー だるいやつがきたみたいで 何もできない あー だるいやつがきたみたいで 役に立たない 夜をただ待つだけで 夜をただ待つだけで 夜をただ待つだけで 夜になれば あー だるいやつがきたみたいだ ぼくのとこに あー だるいやつがきたみたいだ きみのとこに あー だるいやつがきたみたいだ

          TAI・HAI 60

          雨にも負け風にも負け ぶらぶらしてるだけで だらしのない身体を持ち のろのろ歩くだけで ワンルームの部屋の隅で テレビをつけたままで だらしのない頭の中 いじくり回すだけで 欲だらけで役立たずで ひねもすのたりのたりの ソンナモノニなりさがる ああ 朝にも負け夜にも負け つらつら眠ったまま だらり伸びた手足を ただゆらゆら揺らすだけで ワンルームの部屋の隅で テレビもつけないまま だらしのない口許から あくびを漏らすだけで なけなしでおためごかしで つらつら

          モブルーティン

          別に意味などないみたい 回ってるだけ 何故とか気にしないみたい 回ってるだけ 特に意味などないみたい 回ってるだけ 好き嫌いなどないみたい 愛すべきルーティン やめられ止まれないみたい 続いてくしかないみたい 行き着く先もないみたい 回って回って 誰も気にしてないみたい 回ってるだけ 君も気にしてないみたい 回ってるだけ 僕も気にしてないみたい 回ってるだけ 人格特にないみたい 愛すべきルーティン やめられ止まれないみたい やめるつもりもないみたい いいも悪いもないみた

          ペントハウスとペイヴメント

          屋根裏だなんて乱歩の世界は 今どきなかなかないもので ひなびたワンルームのロフトで ウェブ経由の覗き見ばかり 楽しいあなたとさもしい私に 接点なんかはあるはずもなく ひなびたワンルームのロフトで 踊れない曲で踊ってばかりで ペントハウスからペイヴメントまで ペントハウスからペイヴメントまで 屋根が低すぎて真っ直ぐ立てず 物音を立てないようにそろり 下手くそすぎるダンスみたいに 足をもつれさせ地道に行進 韻も踏めないうわごとばかりで テンポはだんだんゆっくりになる ステップ

          ペントハウスとペイヴメント

          密室内楽

          内緒の楽しみは お好きな方だけの 内緒の楽しみは おとなの嗜みの 内緒の楽しみは お好きな方だけの 内緒の楽しみは あの娘もおすすめの 内緒の楽しみは お好きな方だけの 内緒の楽しみは 貴方もご存知の 内緒の楽しみは お好きな方だけの 内緒の楽しみは みなまで言わずとも

          昼の梟

          閉じかけてる目に映るのは 白黒になった君のくちとか 閉じかけてる目に映るのは ゆらゆら溶けた街並とか 閉じかけてる目で見えるのは ちらちら揺れるテレビの画面 夜が来るまでにやられないように 夜が来るまでにやられないように 覚めかけてる目に映るのは 静かに冷えた君の指とか 覚めかけてる目に映るのは 色付きかけた君のくちとか

          甘言

          焼き立てのパンと溶けていくバターと いつも通りに面白くない朝のテレビと 洗いたてのシャツと履き慣れてる靴と たいしたものは入ってない薄いカバンと ちょっとした幸せとちょっとした不幸せと 何気ない日々を愛してるとか 言っちゃってるなんて 同じ時間に起きて同じ時間に帰る 似たようなことで少し悩んでいる人たちと 同じような顔で同じような声で 似たようなことを少し憎んでいる人たちと ちょっとした幸せとちょっとした不幸せと 何気ない日々を愛してるとか 言っちゃってるなんて 続く