見出し画像

2020/06/04 西瓜と炭酸水/あらぬ懸想

朝の出勤前の検温で37度を超えていて驚いた。デリケートな時期なので、念のため出勤を控える。平熱が低めなので、37度そこそこでも頭がぼんやりするのはいつものことだ。学年と教科への早めの連絡、管理職への連絡など。副校長は明日も休んだほうがよいとおっしゃったが、たぶん大丈夫と答えた。実際、今日は担当授業(オンライン授業)の後、たくさん眠って汗をかいたら夕方に熱は下がった。明日はかなり大事な業者との面談もあるので出勤せねばならぬ。

風は爽やかだが、家の中には熱が籠もる。汗をかいても身体にも熱が籠もる。ベッドで横になりながら、西瓜を食べたいと思う。切に食べたい。
果物は割となんでも好きで、最近はぶどうばかり食べていた。でも、西瓜の爽やかさにはかなわない。毎年一人暮らしでも一玉買ってしまう。あの果汁のしたたる感じ。恋しい。

西瓜とともに今日特に恋しくなったのは炭酸水。香料も何も入っていない、シンプルな炭酸水。こちらはいつもなら冷蔵庫に常備しているのだけれど、今日に限って、ない。一本も入っていない。なんてこと。

ないものねだりにじりじりしながら、夏が来たのだと思う。
いつかの真夏に髭面の乙女とハルカスで風に吹かれながら飲んだ西瓜ジュースの写真を眺める。視覚から熱を逃がそうとするも、かえって焦がれるばかり。今、西瓜と炭酸水を携えた人が現れたら恋に落ちるのではないかと馬鹿な妄想をする。

投げ銭用のかごのつもりでサポートエリアを開けております。よろしければお願いいたします。いただいたサポートは本の購入に充てようと思います。(あ、でもプリンを食べてしまうかも。)