🇮🇹フィレンツェ_ウフィツィ美術館_名作たちを観る③

２０２４年７〜８月の旅の記録。
スタートはイタリア🇮🇹フィレンツェから。

※今回の旅のきっかけは、ローマで開催された卓球ワールドマスターズチャンピオンシップ。

ローマで卓球する話｜ピンポンポン｜note

ウフィツィ美術館の続き

美術館のカフェ

美術館のカフェが好きで、行くとだいたいお茶します。空間がゆったりしてたり、美術館の世界観をそのまま活かしてたりで、休憩にちょうど良いから好き。

端っこにテキトーに作ったよー、みたいなところも結構あるけどとりあえず行きます。

今のところ、ロンドンのV&A、アテネの新アクロポリス博物館がベスト美術館カフェever。特にアテネはもう一度行きたい。イギリスはもういいやっていう気持ちが正直あるけど、美術館博物館は本当に良いから未練がある笑

それでウフィツィ美術館のカフェですが、行った時間が遅かったからか、もう閉まっていました。残念ながら。

ちょっとテキトーに作った感あったからまあいいや笑

横にテラスがあって、ヴェッキオ宮殿が間近に見えます。

観た作品たちの続き

※広すぎ見所ありすぎウフィツィ美術館、こちらのArt News JapanさんのWEB記事をみながら回りました。

ウフィツィ美術館で見るべき名作23選──古代ローマ・ルネサンスの至宝やマニエリスムの代表作など｜ARTnews JAPANウフィツィ美術館で見るべき名作23選──古代ローマ・ルネサンスの至宝やマニエリスムの代表作など｜ARTnews JAPAN

①はこれ↓

②はこれ↓

エテロの娘たちを守るモーセ　ロッソ・フィオレンティーノ

ロッソ・フィオレンティーノ《エテロの娘たちを守るモーセ》（1523-27）
筋骨隆々の男たちが、カンバスから飛び出そうな勢いで前面に押し出されている混乱したシーンは、聖書の物語の一場面で、そこに登場するモーセが活劇のヒーローのように描かれている。ヘブライ人を殴ったエジプト人を殺したモーセは、ファラオに追われ砂漠が広がるミディアンの地に逃げ込む。井戸の側で休んでいると、その土地の祭司エテロの7人の娘たちが、父が飼っている羊の群れにやる水を汲みに来る。そこへ別の羊飼いたちがやってきて彼女たちの邪魔をしようとするが、モーセは彼女たちを助けるために飛び出し、彼らを1人残らず退治する。

Art New Japan

彫刻は筋骨隆々のイメージありますが、絵画はどちらかというとシュッとしてるのが多い印象。急に力強い感じでてきてびっくりした。

っていうか、ほんっとロクデモナイ感想しか書けなくて、まじで辛い笑
美術館は大好きなんだけど美術鑑賞できてる感はゼロで、毎回おこられろって思う。

ウルビーノのヴィーナス  ティツィアーノ

ティツィアーノ《ウルビーノのヴィーナス》（1538）
16世紀のヴェネツィアでは横たわる裸婦像が大流行した。その裸婦像の描き手として右に出る者がいなかったのが、肌の柔らかさと輝きを見事に表現することで知られるヴェネチアの画家ティツィアーノだ。天才的な才能を持つティツィアーノは、9歳で初期ヴェネチア派の巨匠、ジョヴァンニ・ベッリーニに弟子入りしている。

Art New Japan

正直この辺になると、疲れすぎててほぼ記憶がありません。
お腹もすいてきて、何か食べたい、早く帰って休みたいとなっていました。

せっかくの旅行だからと思って動き回っても、結局本能には抗えないんだなと。

この絵、SPY×FAMILYのエピソード3にオマージュが出てたのをさっき見つけました。

バッカス　カラヴァッジョ

カラヴァッジョ《バッカス》（1598）
カラヴァッジョの革新的な絵画の特徴は、キアロスクーロ（明暗法）のドラマチックな使い方にある。キアロスクーロとは、光と影の強いコントラストで情景を演劇的に描き出し、人物や物体をより立体的に見せる技法だ。この絵では、ブドウの葉の冠をかぶり、衣をはだけて大きく肌を露出した、官能的なほろ酔いの若者がワインの神として描かれている。ワインがなみなみと注がれたグラスを鑑賞者に向けて差し出す若者の前には、熟して腐った果実が並ぶが、これらは発酵（ワイン）や放蕩の象徴、あるいは、はかない若さと避けられない死を意味すると考えられている。

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カラヴァッジョという人は、犯罪者だったらしい。才能のある人がぶっ飛んでるのはわかるのだけど、犯罪となるともうなんか悲しい気持ちになる。

この絵画をみて、ワイン飲みたさに拍車がかかったのは事実。

メドゥーサ　カラヴァッジョ

有名なやつ！これもマグカップ等のグッズになってましたね。
みんなこのメドゥーサと自撮りツーショット撮ってました笑

Supper Party With Lute Player　ヘリット・ファン・ホントホルスト

ヘリット・ファン・ホントホルスト《Supper Party With Lute Player》（1619年頃）
彼の作品は、人物そのものから光が発せられているように見えるものが多い。近くに展示されている《Adoration of the Child》（生まれたてのキリストを描いたもの）などの宗教的な場面では、キアロスクーロが超自然的な雰囲気を醸し出しているが、この晩餐会の絵ではムードたっぷりの照明効果を発揮。その光に照らされてテーブルを囲む全員が楽しげで、片手にロウソクを持った右側の女性が隣の男性に何かを食べさせる様子を面白がっているように見える（肉片だという説もある）。

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ホントだ！人から発光してる！って思いました。

ホロフェルネスの首を斬るユディト　アルテミジア・ジェンティレスキ

アルテミジア・ジェンティレスキ《ホロフェルネスの首を斬るユディト》（1620年頃）
この有名な物語は多くの画家が題材として取り上げているが、その中でも最も真に迫ったものの1つがこの作品だ。これを手がけたのが女性画家、それもレイプされた経験のある女性だったことには強い説得力がある。

物語の舞台となったのは、ユダヤ人の町ベトリア。ホロフェルネス将軍が率いるアッシリア軍に占領されてしまった町の開放を画策した住人ユディトは、女性の魅力を使ってホロフェルネスのテントに入り込み、彼を誘惑する。ワインがふんだんに供された豪華な宴の後、ホロフェルネスが酔いつぶれたところを侍女が押さえつけ、ユディトはその首を切り落とす。ユディトの物語を主題として取り上げた芸術家たちは、多くの場合、将軍の生首を持っているユディトの姿や、彼女が剣を構えて襲いかかろうとしている様子を描いているが、ジェンティレスキが克明に描いたのは殺人の場面そのものだ。ユディトはホロフェルネスの髪をしっかりと掴み、剣はホロフェルネスの首の真ん中あたりまで食い込んで血が噴き出している。

Art New Japan

穏やかじゃないねぇ。

Portrait of an Old Man （The Old Rabbi）　レンブラント

レンブラント《Portrait of an Old Man (The Old Rabbi)》（1665）　
無数のキリスト教美術が並ぶ中、ユダヤ教の聖職者であるラビを描いたこの肖像画は、その暗い色調とゆったりした筆致もさることながら、主題の点でも際立っている。ユダヤ人街でもあるアムステルダムの芸術家街に住んでいたレンブラントは、しばしば地域の人々をモデルにしていた。ラビの表情と組んだ手は、内省的な雰囲気と人生に疲れた様子を表現している。対象の心理的本質を鋭く捉えることで有名なレンブラントの能力が存分に発揮された作品だ。

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アムスで夜警を見たとき、「ああ、これが、あの、夜警か」と思い、それ以来レンブラントのすべてがそこに集約されてしまう。
という感想でした。

ウフィツィ美術館

30代の頃、毎年NYCに行き、滞在中毎日METに通っていたことがありました。当時、METは入場料は、一応提示されている金額はありましたが、実は寄付で、1ドルでも入場できて、誰でも毎日通えるシステムだったんです。

今はMET３０ドルらしいです。
トルコの観光地も２０２４年から急にチケット代上がったし、ロンドンみたいに今無料の美術館も、この先変わっちゃうかもしれません。

まあ、文化遺産をメンテナンスするのは非常にお金がかかることだと思うので払うのは全然良いんですけど、今思えばすごく贅沢な時間でしたねぇ。

それで、生きているうちに行ってみたいと思っていた美術館がまだあったのですが、ここ数年で急激にめんどくさくなってしまい、もう来世でいいやと思っていたのですね。

でも、ウフィツィ美術館に行ったことで、「いや、やっぱり行きたい！」という気持ちを取り戻しました。新しい経験ていいな〜ってなりました。

ウフィツィ美術館は空いている時間に回れたこともあって、豊かな気持ちで鑑賞することができたのも大きいかも。

このnoteも４つの記事になってしまった・・・

このあともいっぱい美術館回ったので追々書いていこうと思います。
こんな感じで書いてたらきりがないので、もうちょいさらっとにする。

おつかれ！

#イタリア
#フィレンツェ
#ウフィツィ美術館