🇮🇹フィレンツェ_ウフィツィ美術館_名作たちを観る①

２０２４年７〜８月の旅の記録。
スタートはイタリア🇮🇹フィレンツェから。

※今回の旅のきっかけは、ローマで開催された卓球ワールドマスターズチャンピオンシップ。

ローマで卓球する話｜ピンポンポン｜note

今日は、ウフィツィ美術館の中に入ります。

何を観るかを決めるほうがいい！

ヨーロッパの美術館、博物館はえてして巨大。めっちゃくちゃ広い。

全部しっかり観たら何日もかかります。

本当に好きな人はすべてを味わい尽くすのだと思いますが、私は日数的にも、体力的にも、モチベーション的にも、それはムリ。

美術館は好きだけど、雰囲気イケメンみたいなところもあるし笑

なので、観るものを決めて、それだけをまわります。私は、ある程度割り切ったほうがメリハリついて最後まで楽しめるのです。

どうやって観るものを決めるかというと、ガイドさんについたり、音声ガイドかりたり、自分で調べたりテーマ決めたり、その時の状況によって色々。

美術館だったら、自分で観る作品を決めてまわるのが一番好きです。

ガイドさんも色んな話をしてくれてすごく楽しいのだけど、英語だから聞き逃しも結構あって、消化不良になっちゃうことが多々あるんですよね。

自分で調べるといっても、有識者がネットに公開してくれてるのを読みながら回る感じなので、そんなに大変じゃない。自分のペースで進めるし、ちゃんと歴史や背景もわかるし、オススメです。あと、無料だし笑

例えば、ルーブル美術館は、ダ・ヴィンチ・コードをテーマにして作品解説してくれてるページをみながら、映画に出てくる順番で作品をみました。美術館に行く前に映画もおさらいしたので、ストーリー性があってとてもよかった。

2006年の映画だって！

で、ウフィツィ美術館は、Art News Japanの記事を参考にまわりました。
解説も詳しく、部屋番号も記載されていて、すっごくまわりやすかった。
※このnoteでは作品の写真のところに、この記事を一部引用しつつ、該当記事へのリンクを入れています。

ウフィツィ美術館で見るべき名作23選──古代ローマ・ルネサンスの至宝やマニエリスムの代表作など｜ARTnews JAPANウフィツィ美術館で見るべき名作23選──古代ローマ・ルネサンスの至宝やマニエリスムの代表作など｜ARTnews JAPAN

ウフィツィ美術館の地図にも、見どころが載っているので、それを中心に観るのも良いと思います。

こんな感じ
私は館内にあるQRでダウンロードしました。

あと、今だったらAIにコースを作ってもらうのもいいですよね！
次のとこでやってみよ。

観た作品たち

壁から天井から全部見どころなのでは？

２Fに上がってすぐ、なんとも贅沢な空間が広がっています。
このながーい廊下の左側の部屋に、作品たちが展示されています。

なんか、もともと存在していた建物を使って、自国の豊富な美術品を展示している美術館て、見せ方に余裕がありますよね。備え付けがすでに美術品なわけだし。

天井の天使は赤ちゃんだけどおじさん

オグニサンティの聖母　ジョット

ジョット《オグニサンティの聖母》（1300-05）Photo: Uffizi Gallery
ルネサンスの先駆けとも言えるこの作品は、西洋美術が新たな段階へと進むきっかけを作り、1世紀以上にわたってフィレンツェの画家たちに影響を与え続けた。王座の上の聖母像は当時人気のモチーフだったが、自然主義的で立体感がある人物表現を用いたジョットの絵は、ぎこちなさのあるビザンチン美術からの脱却を示す最初の作品だった。同じ展示室に飾られた、ジョットの師であるチマブーエの同様の作品と比べてみるとそれがよく分かる。

Art News Japan

ジョットの師であるチマブーエの同様の作品というのはこちら
確かにだいぶ平面的です。

受胎告知　シモーネ・マルティーニ

シモーネ・マルティーニ《受胎告知》（1333年）
ガブリエルのはためくマントと広がった翼は、彼が地上に降り立ったばかりであることを示し、マリアは驚いたように身を引いて、片手で衣を引き寄せながら、もう片方の手で閉じかけた本を握りしめている。また、祭壇上部のトンド（円形画）には、預言者エレミヤ、エゼキエル、イザヤ、ダニエルが描かれ、受胎告知の場面を挟んだ左右には2人の守護聖人たちが立っている。

Art News Japan

私はカトリック系の幼稚園に通っていて、記憶ではアメリカンスクールが横にあって、外国人のシスターもいて、本物感漂っていました。

誕生日には幼稚園から「こどものせいしょ」っていう本がプレゼントされたのですが、その本の表紙が、この聖母マリアと大天使ガブリエルだった気がするの。

青と白で描かれていて、今はあんなにシンプルで色気のない子供向けの本ない笑
５０年前の記憶だからまったく当てにならないけど。

とりあえず、幼少期から見慣れた構図だなという感想（貧弱笑）

サン・ロマーノの戦い パオロ・ウッチェッロ

パオロ・ウッチェッロ《サン・ロマーノの戦い：ニッコロ・マウルジ・ダ・トレンティーノは、ベルナルディーノ・デラ・カルダを倒した》（1435-40年頃）

この絵は、1432年のサン・ロマーノ（ピサ）の戦いを描いた3連作の板絵の1枚で、ほかの2枚はルーブル美術館とロンドンのナショナル・ギャラリーが所蔵している。ウフィツィの作品に描かれているのは、シエナ軍側で戦っていた傭兵のベルナルディーノ・ウバルディーニ・デラ・カルダが、フィレンツェ軍に馬から落とされる場面だ。

Art News Japan

「これは３連作のうちの１枚で、他２枚はルーブルとナショナル・ギャラリーある」となっているけれども、私両美術館とも行ったけれども、もちろん全然覚えていない。ムリです。

ウルビーノ公夫妻の肖像  ピエロ・デッラ・フランチェスカ

ピエロ・デッラ・フランチェスカ《ウルビーノ公夫妻の肖像》（1473-75年）

スフォルツァの肖像は、彼女のデスマスクをもとに制作された可能性が高く、青白い顔色は彼女の地位の高さではなく死を暗示するものと考えられている。

当時は広い額が美しいとされていたため、女性は生え際の髪の毛を抜いていた。真横を向いた人物像は、裕福な人々の間で盛んに収集されていた古代コインのデザインを参考にしたもので、正面を向いた典型的な肖像画とは異なり、公爵は左を向いている。この構図を採用したのは、公爵とその妻の絆を表すためでもあるが、現実的な理由としては、馬上槍試合で目と鼻の一部を失ったときの傷跡を隠すためでもあった（公爵は残った目でよく見えるように、鼻の一部を切り取ったという説もある）。

Art News Japan

この作品は、マグカップやポスターなど多くのグッズのモチーフになっていました。名作中心に見て回ったので、なんとなく見覚えのある作品ばかり。

7つの美徳（不屈）　サンドロ・ボッティチェリ

７枚のうち、この１枚だけがボッティチェリの作品。
写真だとわかりづらいと思いますが、確かにこの１枚だけ描き方が違うと思いました。

サンドロ・ボッティチェリ《7つの美徳（不屈）》（1469-72）

仮想の最高裁判所のようにも見える威風堂々たるこの連作絵画には、7つの美徳を擬人化した女性像が描かれている。それぞれが手にしているのは、剣や聖体拝領の杯、母乳を飲む赤ん坊といった美徳を表すシンボルだ。また、細部まで精巧に描かれた衣服と宝石を身にまとい、神々しい姿をした女性たちは、全員玉座についてそれぞれのポーズをとっている。

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ヴィーナスの誕生　サンドロ・ボッティチェリ

例の、あの、有名なヴィーナスの誕生

姉妹作と言われているプリマヴェーラ

サンドロ・ボッティチェッリ《ヴィーナスの誕生》（1485）
トートバッグやTシャツ、傘など、ギフトショップに並ぶさまざまな雑貨に、ボッティチェリのヴィーナスが印刷されているのを見たことがある人は多いに違いない。彼女はリーボックのスニーカーの売り上げに貢献し、アンディ・ウォーホルやジャン・ポール・ゴルチエといったアーティストやデザイナーのインスピレーションの源泉になってきた。2023年初めには、女性観光客の体にヴィーナスの頭を合成した画像がイタリア観光の広告キャンペーンに使われたが、これは大不評に終わっている。

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誰でも教科書に載っていた記憶がはっきりある作品ですよね〜。
ヴィーナスはほんっとあちこちにいる。

ひとめでわかるし、イメージもはっきりしてるし、万能コンテンツ。

卓球の会場でも、このヴィーナスを使ってキャンペーンしているブースがありました。

ばえてる

かわいい

いったんここまで！

#イタリア
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#ウフィツィ美術館