🇮🇹フィレンツェ_ウフィツィ美術館_名作たちを観る②

２０２４年７〜８月の旅の記録。
スタートはイタリア🇮🇹フィレンツェから。

※今回の旅のきっかけは、ローマで開催された卓球ワールドマスターズチャンピオンシップ。

ローマで卓球する話｜ピンポンポン｜note

ウフィツィ美術館の続き

ない、その名作みあたらない！

広すぎ見所ありすぎウフィツィ美術館、こちらのArt News JapanさんのWEB記事をみながら回っていたのですが。

ウフィツィ美術館で見るべき名作23選──古代ローマ・ルネサンスの至宝やマニエリスムの代表作など｜ARTnews JAPANウフィツィ美術館で見るべき名作23選──古代ローマ・ルネサンスの至宝やマニエリスムの代表作など｜ARTnews JAPAN

見つけられなかった作品がいくつかありました。
そもそも部屋番号に該当する部屋がなかったりして。

例えばこのイノシシとか。どこにあったんだろう。

Uffizi Gallery

イノシシ（紀元前2-1世紀）
このリアルなイノシシは、無名のローマ人彫刻家による大理石の彫刻で、ヘレニズム時代のブロンズ像を参考にしたものと考えられている。1556年にローマのエスクイリーノの丘の斜面で発見されたのち、1568年にフィレンツェに運ばれ、メディチ家のコジモ1世の指示でピッティ宮殿に設置された。現在はウフィツィ美術館の《ラオコーン》像の後ろ側、ロープで囲われた場所に置かれている。

Art News Japan

彫刻に見つからないものが多かったです。
でも、もうそれは仕方がないので、見つけられた作品だけみながら進みました。

観た作品たちの続き

①はこれ↓

アンドロメダを救うペルセウス　ピエロ・ディ・コジモ

ピエロ・ディ・コジモ《アンドロメダを救うペルセウス》（1510-15）
翼のあるサンダルを履いたペルセウスが空を飛び、尻尾の先がくるくる巻いた巨大な海の怪獣がアンドロメダを襲おうとする——この絵が際立っている点は、こうした風変わりなモチーフと、同一画面に複数の場面を描いて物語の展開を表現する手法にある。

Art News Japan

この絵画は、ペルセウスの伝説がモチーフ。この１つの絵のなかに、ペルセウスが３人いるらしいです。へ〜！ってなりました。
（詳細は引用欄のタイトルにあるリンクからどうぞ）

ペルセウスといえばメドゥーサですよね。よね？

今回の旅行中、とにかくメドゥーサの名前をたくさん聞き、作品をみました。メドゥーサってアイコンなんだなって思いました。

東方三博士の礼拝　レオナルド・ダ・ヴィンチ

レオナルド・ダ・ヴィンチ《東方三博士の礼拝》（1482）
1481年にレオナルド・ダ・ヴィンチは、フィレンツェ近郊のサン・ドナート教会に飾るための絵を、アウグスチノ会の修道士たちから依頼された。結局は未完に終わったが、そのために彼の制作過程を窺い知ることができる貴重な作品となっている。

Art News Japan

ダ・ヴィンチの初期かつ未完の作品。

東方三博士の礼拝と聞くと、あーはいはいあれね！あの話ね！となるのは、なぜなのか。

幼稚園での記憶と学生時代の聖書の授業が結びついた結果かしら？

とするとやっぱり、子どものころのことって人生に結構な影響を与えるじゃないかなと感じました。
急に何の話笑

ヒワの聖母  ラファエロ

ラファエロ《ヒワの聖母》（1506年2月以前）
次項で紹介するミケランジェロの《聖家族》と同じように、この絵の人物たちも三角形に配置され、周囲には自然の情景が描かれている。幼いヨハネはゴシキヒワ（ゴールドフィンチ）を持っており、イエスが手を伸ばしてそれに触れている。この鳥は、磔刑を象徴する鳥としてルネサンス期の絵によく登場する。ゴシキヒワの頭にある赤い部分は、この鳥が十字架上のイエスの冠からとげを抜こうとしたときに血が滴り落ちたことによるものとされているためだ。

Art News Japan

磔を象徴する鳥・・・
すごいな・・・
と思ってそのゴシキヒワを調べてみたら、本当に血が滴り落ちているように顔の部分が赤かった！
ひーーーーーー！！！！

pixabay.com

聖家族 ミケランジェロ

ミケランジェロ《聖家族（別名：トンド・ドーニ）》（1505-06）
ミケランジェロは当時の多くの芸術家と同様、16世紀初頭にローマで発掘されたヘレニズム時代のギリシャ彫刻に衝撃を受けたという。このことは、この絵の人物の体をねじるようなポーズや豊かな表情からも見て取れる。ミケランジェロがこの絵を描いたのは、《ベルヴェデーレのアポロン》と《ラオコーン》の2点の古代彫刻が発掘された直後のことで、背景に描かれた男性ヌードのうち2体は、それらを直接参照したポーズをとっている。

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ベルヴェデーレのアポロンは、バチカン美術館所蔵。

今回、いくつかの地域や国の、美術館博物館を回っていて思ったことがあって。

作品の背景には、当然ながら深いつながりがあるものも多いです。でも展示されている場所はあっちこっちだったりして、あー、観てなかった！そんなんあるんだ！ってなることが頻発。

そうすると、美術館の中でテーマを追うんじゃなく、展示場所を超えた壮大なテーマで調べておくのが良いわけ？となったりするんだけど、それはもう、企画展なのよ笑

そんなのはプロまたはオタクの仕事であって、自分ではそんな気が遠くなるリサーチはムリ。

なんですが、日本でそういう企画展があっても全然やる気でないのですよね。

だから、自分でその場所に行って、それなりに追うしかないのである。お金も時間もかかるわ！

そういえば私の妹は「フェルメールの作品を全部観る」っていうのを人生の目標にしていて、旅行に行くたびにフェルメールをテーマに美術館を選んでるのです。

そういうの、良いよなぁ。
フェルメールは作品数もちょうど良いよね。

自画像　エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン

エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン《自画像》（1790）
画家ルイ・ヴィジェの娘で、有名な画商ジャン=バティスト=ピエール・ルブランの妻だったエリザベートは、肖像画で成功を収めた作家だ。その作品は、王族（マリー・アントワネットを含む）や貴族から俳優、作家、自画像まで多岐にわたる。彼女は、フランス革命の最中にパリから辛うじて逃れたのちにローマでこの自画像を描いた。

Art News Japan

この自画像は、マリー・アントワネットの肖像画を描いている時の自分を描いたもの。

キャンバスに描かれている女性をみると、確かにマリーっぽい！
ベルばら世代だから、マリーには自動的に反応しちゃう。

長い首の聖母  パルミジャニーノ

パルミジャニーノ《長い首の聖母》（1534-40）
聖母の長い首と指、そして乳首とへそが見える薄布の衣服が描かれたこの絵には、典型的な聖母子像にはない官能性がある。幼子イエスの体も異様に細長く、聖母の膝から滑り落ちそうだ。ピエタ（十字架から降ろされたイエスを抱いて悲嘆に暮れる聖母マリアを描いた絵）でよく見られるこのポーズは、イエスの死を予感させる。さらに不気味なことに、脚の長い天使が持つ壷の表面には、幼子の姿が映っているはずの場所に、かすかに磔刑像が見えている。

Art News Japan

壺に映った幼子これ↓

ひー！ほんとだ！

バチカン／サン・ピエトロ大聖堂にある、ミケランジェロのピエタはこれです。

freepick

バチカンも行きましたが、大聖堂には行かなかった。行けばよかった。

でもなんかもう、受け止めきれないって気持ちになりました。勝手にね笑

エマオの晩餐　ポントルモ

ポントルモ《エマオの晩餐》（1525）
《エマオの晩餐》もマニエリスムの一例となる作品だ。後期ルネサンスに当たる時期に勃興したこの様式は、非対称的な構図や不自然な描写（上記の《長い首の聖母》を参照）を特徴としており、ヴァザーリによれば不安定さや心理的緊張を生み出すことを意図していたという。ルネサンス最盛期に見られる均衡や理想的な美と比べると、特にそれがよく分かる。
＊
ウフィツィ美術館からヴェッキオ橋を渡ってすぐの場所にあるサンタ・フェリチタ教会では、ポントルモの《十字架降下》を見ることができる。

Art News Japan

すぐ近くに観ることができる別の絵画があったとしても、ウフィツィ美術館を回るだけで１万歩くらい歩いているので、体力が続かないんですよね。
もういいやってなってしまう。

海外の美術館って、時差ボケ対策・体力・脚力が勝負だと思うわ笑

続きは次の記事で！

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