コラボレーションで目を惹きつける
軽いショックを受けた。
自分の情報網になぜ引っ掛かって
来なかったのだろうか、と。
とある調べ物をしていた際に、
「パティスリー界のピカソ」
とも呼ばれるパティシエの
ブランド、
「ピエール・エルメ」
についてGoogle検索をかけた。
そこでたまたま目に入ってきた
のが、なんと、今年の1月から
2月にかけて、ミスタードーナツ
とエルメがコラボレーションを
していたというではないか。
下の引用記事は、その頃にCREA
編集部が食べ比べをしたレポート。
エルメと言えば、芸術的な見た目
のスイーツ、特にイスパハンや
マカロンで有名。
パリを代表するパティスリーだ。
イスパハンというのは、元々は
バラの一種。
半透明のピンク色をしているのが
特徴の、ガーデンローズである。
その高貴なイメージに沿って開発
されたスイーツのことを指し、
ピエール・エルメやラデュレの
ものが殊の外有名。
ピンク色のかわいらしさ、バラの
華やかさ、ラズベリーやライチの
甘酸っぱさ、それらの要素が渾然
一体となって、得も言われぬ魅力を
醸し出している。
そういえば、私が某キャンドル
メーカーにいた頃、間違って
食べてしまいそうになる
「スイーツキャンドル」
を多種類展開しており、
イスパハンをモチーフにした
キャンドルも採用したのを
思い出した。
さて、ミスタードーナツと
エルメのコラボレーションを
見逃して食べ損ねたことくらい、
どうってことはない。
いや、やっぱり食べたかった。
いや、どうせ食べるならエルメ
のブティックで本物を買えば
よい。。。
まるで『すっぱいぶどう』の
キツネのようだが、まぁそれは
さておき、私がこのニュースを
見逃したのは何故だったのか、
そこが気になるところ。
そもそもあまり話題に上らず、
要はバズることがなく、私の
ところまでニュースが届くことが
なかった、ということだろうか。
あるいは、私自身が忙しく、
ニュースを拾っていた範囲が
通常よりも相当狭くなっていた
ということだろうか。
確かに、Google検索された件数は
せいぜい10万件単位、つまりは
大した数ではなさそうで、世の中
的にあまり注目が集まらなかった
ということのようだ。
しかしながら、上記のCREAの記事
だけでなく、他にもいくつか食レポ
が上がっていて、どれもなかなかの
高い評価を下している。
やはり食べてみたかったところ。
ミスドのサイトにお邪魔してみると、
なんと今年で50周年。
一時、コンビニがこぞってドーナツ
を扱い始めて、ミスドも危ないの
では?なんて話もあったように
記憶しているが、今やコンビニ各社
どこもドーナツの扱い優先順位は
かなり下がっていて、ミスドに
軍配が上がったのは確実。
ダンキンはとっくに市場から消え、
クリスピークリームも風前の灯火
に見える。
なぜミスドは独り勝ちできている
のか、調べてみると面白いかも
しれない。
ピエールエルメとのコラボの後も、
続々とコラボが続いている様子が
見て取れる辺りに、秘訣がある
ような気はする。
祇園辻利の抹茶を使い、あの
Toshi Yoroizuka(川島なお美さんの
ご主人という方が通りが良いか?)
とのコラボを現在実施中。
常に新しい何かにトライして、
「また来たくなる」
魅力を提供し続けているところが
きっとミスドの勝ちセオリーなの
だろう。
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。