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「広報」の最新定義

自分が普段携わっている仕事で、
よく使う言葉にはどんなものが
あるだろうか?

私の場合は、マーケティングを
生業にしているので、
・マーケティング
・商品開発
・広告/宣伝
・販売促進
・チャネル
などといった言葉を頻繁に使う。

それらの言葉について、
いちいち明確な「定義」が
頭の中に入っているか否か

これは結構大切なことだと
私自身は考えている。

このnoteに1270日ほど継続して
書いてきた中で、「定義」に
ついて触れた回が100回近くも
あり、普段からこの「定義」を
強く意識しているということが
数字でも裏付けられた恰好だ。

日本広報学会というところが、
「広報」の最新定義を発表した
というニュースを見かけた。

同学会は、1995年に設立されたが、
なんとその設立以来、このような
定義付けを行ったのは初めて。

組織や個人が、目的達成や課題解決のために、多様なステークホルダーとの双方向コミュニケーションによって、社会的に望ましい関係を構築・維持する経営機能である。

「広報」というのは、英語で言う
「PR(Public Relations)」の訳と
考えることもできるのだが、
この「PR」に関しては、公益社団法人
日本パブリックリレーションズ協会
があって、ウェブサイトで詳細な
説明を展開している。

長々と書いてあるところを
自分なりに要約するならば、

広報・PRとは、組織の経営資源の一つである「情報」の部分に関して、組織のステークホルダーたる社会・公衆(パブリック)との関係性を、構築・維持(マネジメント)していく機能

と定義されている。

基本的には同じようなことを述べて
いると言ってよさそうだが、
今回の広報学会の定義においては、
主体として「組織」だけでなく、
「個人」を加えている
ところが
目新しいと言えるかもしれない。

広報・PRまわりの学会事情までは
詳しくないので、今回の定義発表で
広報学会が何を狙っているのか、
パブリックリレーションズ協会との
関係性はどうなっているのか等、
全く理解できていないというのが
正直なところ。

いずれにしても、広報やPRに携わる
上では、「広報」「PR」といった
言葉の定義は、明確に頭の中に
入れた上で使いこなす必要
がある。

私自身は、
「広報」=「広く」「報せる」
と分解できるので、企業などの組織が
社会で活動していく上で必要と思しき
情報を関係者に広く報せていく活動、
と理解をしていた。

また、「PR」に関しては、
「Public」=「社会・公共」と
「Relations」=「関係性」を結ぶ

ということで、組織が社会の構成員と
して良好な関係性を構築・維持する
ために行う活動、と捉えている。

解説をサッと参照するに、定義文の
中に色々な意図が隠されている様子
だが、自分の理解がそこから
かけ離れているわけではないため、
一安心というところだ。

何にせよ、言葉の正しい定義には、
常に敏感でいたい
ところである。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。