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THINK

ブルッキングス研究所、
カーネギー国際平和財団、
戦略国際問題研究所、
ヘリテージ財団、
ランド研究所、、、
アメリカの政治はThink Tankが動かしていると言われる。
アメリカが世界の中心的な役割を果たしていることを踏まえれば、
アメリカのThink Tankが世界を動かしている、
と言い換えることも出来るだろう。

Think する Tank。
日本語に訳すときは「頭脳集団」というらしい。
元々はスラングのようだ。

彼らが行っているのは、
「基礎・応用研究」
「現状分析」
「未来予測」
「理論形成」
「戦略策定」などなど。
Tankという言葉は集団を意味するのだろうから、これらを実行することがThinkという言葉で言い表されていると言える。

このThink Tankという言葉に代えて、
「Do Tank」という名前をあえて使っているところがあるらしい。
当然、Thinkしなければならないのが前提だろうが、
Thinkだけではダメで、実行を伴わせることこそ重要なのだ!
という意志を感じさせるネーミング
だと感じ、
非常に強く印象に残った。


話は変わるが、ブルース・リーの主演映画『燃えよドラゴン』で、
彼が言った名セリフ
「Don’t think, feel」
というのがある。
「頭で考えるな、感じろ!」
直訳するとこんな感じだろう。

このセリフ、
「ゴチャゴチャ考えてないで、いいから体を動かせ!」
みたいに誤解されることも多いらしいのだが、実は前後の文脈が大切。
実際の意味合いとしては
「自分のことばかりに意識を囚われず、相手の動きに注意を払え」
ということだ。


「Do Tank」との対比における「Think Tank」も、
「Don't think, feel」における「Think」も、
上に取り上げた文脈からは、ややネガティブな響きになってしまう。
とはいえ、Thinkすることは極めて重要である。
Thinkの礎があってこそ、DoもFeelも活きるのではなかろうか。

以前に在籍した会社の当時の社長から、
「戦略」だけではダメだ、「戦術」とセットにせよ!
とよく諭された。
この話に当てはめると、
「Think」だけではダメだ、「Do」「Feel」とセットにせよ!
ということになるだろう。

などということを、つらつらとThinkした結果、
ThinkしたらDo/Feelもセットにする。
Do/Feelの後はThinkに戻る。
それをグルグルする、つまりはDCAP*をグルグル回せばよい。
という結論に落ち着いた。

当たり前すぎる結論だが、
当たり前のことを当たり前にやること、やり続けることこそ、
とても難しい。

ThinkとDoのバランスを、やじろべえのように絶妙に取り続けよう。


*DCAPはPDCAの亜種、Planを先にせず後にしようということ。
近いうちにこのnoteでも書こうと思う。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。