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日本文化を世界に発信する心意気

新聞社には、政治的な色が付いている。
目には見えないが、社説にせよ記事にせよ、
かなりハッキリと色が分かれているのは
異論のないところだろう。

朝日や毎日は、いわゆる「リベラル」
日経は、経済専門誌で、政治的には中道
読売は、中道寄りの保守だろうか。
そして産経が更に少し保守

第二次大戦前は、朝日は極右だったと
聞くので、戦後は見事な「転向」を
果たしたと言えるかもしれない。
いずれにしても、日本を貶めんばかりの
論調が目立つ自称「リベラル」の紙面は、
いくら「表現の自由」があるとはいえ、
あまりにも国益を損じることが多く、
大いに憂うべきと感じている。

なぜか、第二次大戦の反省が上手に
なされてこなかった我が国。
天皇制に関する議論だけでなく、
国旗や国歌といったものに関する
議論が、どことなくタブー視
されて
今に至ってしまっている。

世界中のどこに、自国民のプライドを
喚起高揚させることに躊躇する国が
あるだろうか。

世界中のどこに、国旗や国歌に対する
敬意を育もうとする努力を怠る国が
あるだろうか。

未だに、新聞の紙面だけでなく、
TVなどの電波に乗せるハードルが
高いコンテンツ、それが国歌である
『君が代』だと聞いたら、
日本人としてどうだろうか?
私は大変悲しい。

だからこそ、信州小布施の小さな
出版社が、これは世の中に絶対に
出すべき本だ!と確信して、
他の大手が断った出版をあえて引き受け、
関係者の努力で昨年無事に出版された
のは、
大変に喜ばしいことであった。

そして先月、普及版として、
ほぼ利益が出ないであろう価格で、
簡易装丁のバージョンが出版された。
出版社・文屋、木下豊社長の心意気を
感じて、胸が熱くなる。

そんな木下社長のインタビュー記事が、
産経新聞の一部エリア版*にて、
昨日(1月3日)付で掲載された。

*静岡県、山梨県、長野県、新潟県、
群馬県、埼玉県、栃木県の7県、
今後別のエリアでも掲載可能性あり。

こちらのリンクに、全文が転載されている
ので、是非お読みいただきたい。

木下さんいわく、インタビュー時に、
以下の3つの本音を述べたのだという。

1.「そこ(=誇れる国歌を歌い継いでいること)に右も左もない」
2.「怖くなかった?むしろ炎上して話題になってほしいくらいです」
3.「歌に罪はないでしょう」

これらのうち、1と2をしっかりと掲載して
くれたのだ。
保守の新聞らしく、木下さんの本音を
包み隠さずに掲載してくれたことに、
心意気を感じる。

国歌は、国の文化の粋である。
聖徳太子の十七条憲法で、既に国の
根本として「利他」の心が高らかに
うたわれている国柄。
それが『君が代』にも見事に受け継がれて
いることは、世界に堂々と誇って良い
ことである。

戦後歪んでしまった教育が、
真っ当なものへと戻り、
子どもから大人に至るまで、
皆自分の国に誇りを持って生きる国。
そんな国へと改めて脱皮するために、
『ちよにやちよに』
を熱烈にお勧めしたい。


<補記>
なお、冒頭の写真は、文屋さんのウェブサイト
から拝借した。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。