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キャッチコピーの極意

人の興味関心をつかまえる言葉。
キャッチするコピー。
だからキャッチコピー。

名作と言われるキャッチコピーは
沢山あるが、皆さんは何を思い
浮かべるだろうか?

私が真っ先に思い出すのは、

バザールでござーる (NEC)
おしりだって洗って欲しい。 (TOTOウォシュレット)
モノより思い出 (日産セレナ)

あたりであろうか。
どれも、キレッキレのコピーばかり。
こんなに短い言葉なのに、
聞いただけで存在をパッと思い出せる
ほどに、見事に凝縮された世界観

もう3ヶ月ほど前になるが、
川上徹也さんの著書の紹介を
したことがある。

江戸時代にもマーケティングがあった!
という非常にユニークな着眼の本で、
楽しく読ませてもらった。
その中にも取り上げられているが、
平賀源内が考えたと言われている

本日土用丑の日

という言葉も、キャッチコピーと
して秀逸である。

これは、当時「冬が旬」と言われて
いたうなぎを、夏場でも売れるように
するにはどうすればよいか?

そんな相談を受けた源内が、
「丑の日にうの字がつく食べ物を
食べると暑さ負けしない」という
言い伝えをヒントに考案
したのが
このコピー。
おかげでうなぎ屋は夏なのに大繁盛、
他のうなぎ屋も次々とマネをしたと
いうストーリーである。

この話を現代風にうまくアレンジ、
見事なキャッチコピー指南本に
したのがこちらである。

著者の川上徹也さんは、先の
『江戸式マーケ』の著者でもある。
既に著書が40冊以上、現在100冊を
目指して絶賛執筆中!
ということで、
Facebook上で『カワテツ100冊俱楽部』
というグループが立ち上がっている。

友人に誘っていただいたので、
『江戸式マーケ』がとても面白かった
こともあって、そのグループに参加
してみた。
すると、何と、カワテツさんご本人と
あっさりご縁をいただくことができた。

私の苗字が平賀なもので、源内さんの
話で少々盛り上がり、カワテツさんが
造形したキャラ「平賀源一」
の登場
するこのキャッチコピーの本を紹介
いただいたといういきさつである。

こういう「ご縁の流れ」が生まれている
ときは、抗わずに素直に流れに乗るのが
正解。
ということですぐさまAmazonでポチっ
として、早速週末読んでみた。

マーケティング初心者用の本なので、
わざわざ自分では手に取らない可能性
の高い本。
しかし、出会うべくして出会ったの
だろう。
丁度、副業の絡みでキャッチコピー
まわりの説明資料を作らねばならない
ところだったため、大変に重宝する
ことになった。

読む時間自体は、マンガの部分が多い
こともあり、それこそ30分とかからず
に読めてしまう。
しかし、中身は重要なエッセンスのみ
で構成
されていて、なかなか充実した
濃さなのだ。

ターゲットを絞ること、
とにかく短くすること、
比喩をうまく活用すること、
ストーリーで売ること、、、

「極意」の詰まった本である。
人の心をつかむコピーを書きたい、
そんな人は是非一読されたい。


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。