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「人生面積」というメタファー

「細く長く」生きるという人があれば、
「太く短く」生きるという人もある。

皆さんは、どちらがお好みだろうか?

誰の人生も、面積は決まっていると
するならば、長生きする人は細い、
早死にする人は太い人生になる。

しかし、はなから人生面積が決まって
いると考えるのは勿体ない。


世の中を見渡してみて、
細く短い人生のように見える人も、
太く長い人生に違いない人も、
いずれも存在しているのではなかろうか。

そもそも、人生を「細い」とか「太い」と
どのように測るのか。
測れるのか。
測れるとしても、単位は何か。
何をすると細くなり、
何をすると太くなるのか。

「長い」「短い」は、簡単に測れる。
年齢で測ればそれで済むことだ。
しかし、「細い」「太い」は、
どうしたって測るのは難しい。

結局のところ、主観で決めるしかないのか。
それとも、客観的な指標を作れるのか。

一つ、指標のヒントとなり得るかも、
そう思いついたのは、毎年国連から
ランキングが発表されている
「幸福度」

人が感じる幸福度が高ければ、
その人生は「太い」、
逆に幸福度が低ければ「細い」、
そのような評価が可能だとは
言えないだろうか。

リンク先の幸福度ランキングは、
個人個人に調査した結果を国の
単位で集計したものとなる。
ランキングを作る際に用いている
はずの質問票を流用して、各自で
幸福度を測ることができるなら、
ある程度「太い」「細い」の判定
ができそうだ。

まぁ、測ったからどうなのかと
改めて考えると、無益な競争心を
煽る結果にしかならないのかも
しれない

「オレは、あいつよりも人生太いぜ」
「私の人生、あの子には太さで負けたくない!」

みたいな、つまらない優越感を
得たいがために測りたいという
人が増えるのは、かえって真に
「太い」人生から遠ざかる人を
増やすことになりかねない。

この「人生面積」という言葉は、
リッツカールトンホテルの日本支社
初代代表を務めた高野登さんが
お使いになっていたもの。
その言葉に触発されて、つらつらと
考えては書き、書いては考えてみた
次第。

「太い」「細い」をどう測るのかは
結論が出ないが、いずれにしても
人生面積をできるだけ大きく広げ
なおかつその上に起こるイベントの
密度を高めていく
という意識を常に
持っていたい。

折角いただいた命であり、人生。
そういう意識で過ごさなければ
勿体ない。
人生面積は無限大!!
そう考えて、どうやってもっと大きく
広げていけるかを、ワクワクしながら
想像していこう。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。