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手っ取り早く改革をするならば

『新しいカギ』というTV番組があります。
その中で、非常に人気があるコーナー、
「学校かくれんぼ」のことをご存知の方も
多いでしょう。

このコーナーが余りにも人気で、
全国の学校から依頼が殺到している
との噂を聞いています。

つい先日の放送(3月16日)では、
この「学校かくれんぼ」が、埼玉県の
西武文理学園中学校・高校を舞台に
行われていました。

この企画、考えた人は本当にスゴイなと
感心する、秀逸な企画ですよね。

冒頭で出て来た生徒会長が、
新しく赴任したばかりのブラジル人の
若き校長(39歳)が来て学校が変わった!

という趣旨のことを熱く語っていたのが
とても印象的でした。

確かに、その後に出て来た校長先生は、
明るくて屈託なく、生徒たちからとても
好かれている様子
が見て取れたのです。

校長先生というと、歳は50オーバーが
当然、なんとなくおじいちゃんに近い
という印象
から離れられません。

それが、若くてエネルギッシュなだけで
随分と印象が変わります。
しかも、それが外国人ということで、
普通の学校では考えられない状況です。

就任当初、既にメディアでも話題に
なっていたようですね。

校長先生というのは、
会社で言えば社長のようなもので、
組織の「トップ」である点が共通
しています。

トップが変わると、組織というのは
ガラッと変わる
ものだということは、
皆さんも多かれ少なかれ経験されて
いる方が多いでしょう。

長きにわたって先生として過ごし、
やがて教頭、最終的に校長という
キャリアを歩むのが、校長先生の
一般的なイメージだと思われます。

元リクルートの藤原和博さんが、
都内の義務教育初の民間校長として、
杉並区立和田中学校の校長先生
2003年から5年間務められたのは、
かなり有名な話ですよね。

「よのなか科」を創設し、
自営業者ホームレスの方など、
様々な立場の社会人から講義してもらう
といった、従来の枠に収まりきらない
画期的な教育の実践を進められて、
かなり話題になりました。

他にも、民間人校長として話題になった
人としては、就任当時公立学校として
最年少の校長(36歳)
として話題になった
大阪府立箕面高等学校日野田直彦さん
が挙げられます。

あるいは、インド出身の元江戸川区議で、
昨年から土浦第一高校・附属中学校長
務めるプラニク・ヨゲンドラさんも、
NHKの密着取材や、「文春砲」も含めて
色々話題になったのが記憶に新しいところ。

ドラスティックに変化させる
必要があるのなら、
トップを変える。
リーダーシップを変える。

これは会社では、殊に外資系企業では、
昔から頻繁にある話でしたが、
日本で、しかも学校という保守的な
組織において、かように頻繁に行われる
というのは、なんだか時代が変わったと
思わざるを得ません。

いずれにせよ、こうした動きが
学ぶ側の生徒たちに対してどのような
メリットをもたらしたか、
きっちり検証する研究が行われて、
学校の改革が根付くことを期待したい
ところです。


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。