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ネットショップづくりの教科書

日本には、小規模の商店が全国津々浦々に
たくさん存在しており、それらに効率よく、
タイムリーに運ぶ必要に迫られて、物流網
がよく発達している。

時代が進むにつれ、チェーン店が市場を
席巻し、徐々に小規模商店は廃れてきては
いるが、依然として首都圏における商圏は
徒歩や自転車で行ける範囲。
スーパーにしても、コンビニにしても、
あるいはドラッグストアにしても、
地方では車を使うのが普通だろうが、
首都圏ではちょっとした普段の買い物だと
車は使わないだろう。

それでも、Amazonや楽天などの、
ネット通販の便利さを一旦知ってしまうと、
段々そちらの比重が増えるのは当然かも
しれない。

段ボールゴミが沢山出たり、宅配業者の車が
二酸化炭素をたくさん出したりと、SDG'sの
観点からすると、ネット通販が繁盛するのは
どうなのだろう?と思わなくもない。

しかし、一旦手に入れた便利さはそう簡単に
手放せない
のもまた、人間のサガ。
ずっと右肩上がりで成長を続けている
ネット通販は、コロナ禍にも後押しされ、
今後も順調に伸び続けるだろう。

猫も杓子もネット通販を考える時代。
競争は激しくなり、あまり深い考えもなく
参入したところでそう簡単には成功できる
保証はない。

そんな時、頼れるマニュアルがあれば
心強い。
マニュアルとまではいかずとも、成功の
秘訣
のようなものを先に学んでおいて、
それらを順次試していくようにすれば、
成功確率は格段に上がるはず。

15年、1,000社以上ものECサイトやネット
ショップのサポートを行ってきた
という
プロが、ネットショップ成功の原則を
7つにまとめたという本が出た。

そのプロの名は、大上達生さん

私がここでも何度か書かせてもらって
いる、DAFというイベントでも、
通販のプロとして何度か登壇されて
いる。
(例えばこちら。)

一読して、マーケティングの基本的な
原則に沿いつつ、読者に分かりやすく
かみ砕いた形で表現していることに
好感を持つ。

例えば、15年以上やってみてわかった
「売るための法則」と題して、

「結果」:商品によって得られる結果
「実証」:結果が出る証拠
「信頼」:商品を信頼できる理由
「安心」:買って安心できる理由

の4つが、売れているショップでは
必ず要素として入っているとの
指摘がある。

「結果」というのは、マーケティングの
世界では「ベネフィット」と呼ばれるもの
だし、「実証」以下の3つは、「RTB」
すなわち「信じるに足りる理由」と
言われているものである。
一般人からすると分かりにくいこれらの
用語を、しっかり分かりやすい日本語に
置き換えて説明
してくれているのだ。

その上で、ネットショップ運営において
より具体的に役立つ内容を、きれいに
整理してくれている。

結局のところ、どのネットショップで
あっても、それぞれ扱っている商材が
異なり、置かれている状況も異なる
はずなので、
「誰にでも当てはまる解決策」
というのは存在しない。


多くの事例から帰納的に導き出した
成功法則を、自分の個別事例に当て
はめたからといって、100%の確率で
うまく行くとは限らないものだ。

だからといって、最初から
「EC(ネットショップ)コンサル」
を名乗る人に丸投げしようものなら、
いいカモにされるのがオチ。

この本(あるいは私のUdemy講座等)で
まずは基本原則を学び、
その上で何が足りないかある程度把握し、
その足りない部分を補うためにコンサルを
雇う
位の覚悟と努力で取り組む。
それが、成功への近道となるはずだ。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。