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5分のスピーチは15分や30分よりも難しい

本日午後の「DAF35」に出演するために、
朝から東京都北区の王子へ向かいます。

ここでも何度もしつこく告知させて
いただいておりますが、本イベントは
「大人の文化祭」
「お酒の飲めるTED」

とでも言うべき、とてもユニークな
催し
なのですね。

私自身、観客として参加したところ、
唯一無二の世界観に引き込まれ、
やがては観るだけで飽き足らずに
出る方に回った
次第。

出演者は、大体10~15名前後で、
様々な世界、業界のプロフェッショナル。
そんなプロが、自らの矜持にかけて、
何かしら琴線に触れるであろうスピーチを
披露する
形を取っています。

そのスピーチの長さが、
当初は「10分」でしたが、
ここ1年ほどは「5分」へと短縮。

スピーチ自体を覚えるのは、
もちろん短い方が楽に決まっていますが、
実は長い方が話すのは楽だったりします。

というのも、ある程度長い時間をいただく
ことができれば、話の要素をいくつかに
区切り、それぞれを拡縮することで、

時間のコントロールがしやすいのです。

もう少し分かりやすい説明を試みましょう。
仮に10分のスピーチをするとして、
話す内容(コンテンツ)を2分ごとに5分割
するとしましょう。

1つ目のカタマリ:2分半
2つ目のカタマリ:3分
という具合に時間を使ってしまったら、
残りの3つ目~5つ目のカタマリを
すべて1分半に収めるようコントロール
することで、10分に収められます。

これが、5分のスピーチとなると、
グッと長さのコントロールが難しく
なるのですね。
3分、2分、1分と短くなればなるほど、
何をそぎ落として、どのメッセージを残すか、
難易度が更に上がる
でしょう。

逆に、15分、30分と長くなればなるほど、
一見「そんなに長く間が持たない!」と
思いがちですが、実際は意外とダラダラ
しゃべり続けられる
もの。

具体例を豊富に盛り込んでみたり、
語尾を丁寧にするよう心掛けたり、
ハッキリと、ゆっくりペースで話したり、
聴き手/観客とのインタラクティブな
時間
を設けてみたり、、、
時間を膨らますことは簡単なのです。

とはいえ、意味の薄い言葉をダラダラと
しゃべり続けるとしたら、ハッキリ言って
「罪」ですよね。

自分の話を聴いていただくことは、
その分、人の時間をいただくことに
ほかなりません。
つまりは、人の命の一部を頂戴している
ということなわけです。

短くても、キラリと光る。
聴き手の方に、あー、聴いてよかったと
価値を感じてもらう。

言葉を精選して
本当に伝えたいことに絞り込んで
5分という短い枠に何とか収めて
披露する。

そんなイベントです。
本日の飛び入り参加も可能ですので、
お近くの方は是非ご検討くださいませ。

私は、『「非常」のススメ』と題して
お話し致します、乞うご期待!


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。