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愛称マーケティング

日曜日、たまたま家族がテレビを
つけたところに、
「AKATSUKI FIVE」
の姿が現れた。
バスケットボール日本代表の愛称
である。

以前は、公募で決まった
「ハヤブサジャパン」
の愛称だったが、2016年から
男女ともに使える名称にとの
ことで変更となった経緯がある。

オリンピックを前に強化試合を
行っていて、この日はフィンランド
代表との一戦。
全く予定していなかったが、
ついそのまま見入ってしまい、
試合終了まで見届けるハメに。

AKATSUKI FIVEの愛称は、
まだまだ一般に浸透しきっている
とは言い難いと思われる。
誰もが知っているものとして
すぐに頭に浮かぶのは、
「なでしこジャパン」
「侍ジャパン」

位だろうか。

そもそも、こういう愛称の元祖
何だろうか?
前回の東京オリンピックで
女子バレーボールの代表が
「東洋の魔女」
と呼ばれていたが、
これは外国メディアがそう呼んでいた
という話なので、少し毛色が違う
だろうか。

考えるよりググるが早い。
そして、頼りになるのはやはり
Wikipedia。

元祖的な存在は、何と、
スキーのジャンプ
「日の丸飛行隊」
なのだとか。
この愛称が付いたのが1972年、
何と私と同い年。
不思議な感慨を覚える。

様々なスポーツの日本代表が、
それぞれの特色に沿った
愛称を戴いているのだが、
実のところ知らないもの、
そういえばそうだった!
というものが大半。

愛称を付ける目的は、
親しみやすさを増すこと、
呼びやすくすること、
イメージを向上することを
通じて、代表チームの認知度や
好意度を上げ、チームを応援
してくれるファンを増やし、
ひいてはそのスポーツ自体を
盛り上げる
ところにあるものと
推測する。

この目的を達するために、
それぞれのスポーツの特長を
的確に捉えつつ、
短くて、覚えやすくて、
イメージの良い名前をひねり出す
必要がある
わけだが、
これはなかなか難易度が高いと
思われる。

「なでしこ」は極めて秀逸な
愛称だが、一度使われてしまった
ものは使えないとなると、
どんどん愛称を付けるハードルが
上がっていく。
後発のスポーツが不利になり、
無理のある愛称が続けば、
そもそも愛称いらなくね?
ということにもなりかねない。

とはいえ、愛称のネーミングに
成功すれば、一気にファンを
増やしたり、競技人口を増やす
きっかけをつかむことができる
ゆえ、知恵を絞って愛称を創り
上げることは大切に違いない。

日本代表とまで言わずとも、
もっと身近に、愛称を活用して
成果を挙げている例は枚挙に
暇がないであろう。
自分の取り扱っている商品や、
あるいは自分自身に、
呼びやすく覚えやすい愛称を
付けること。
これも一種のマーケティングと
言える。


ファンをつくり、ブランドの
価値を上げるために、
愛称を活用するとしたら、
どんな名前を考えることが
できるだろうか?
「ハヤブサジャパン」のように
公募することで、元々のファンを
巻き込む
という手法も含め、
「愛称マーケティング」
機会あればお試しあれ。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。