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クラフトビールはいかがですか?

学生時代の後輩が、クラフトビール
会社に出資し、経営の一角を担うことに
なったということで、
先日お裾分けをいただきました。

それが、写真にある
「ADACHI BEER」
というブランド。

足立区にある数少ないブリュワリー、
なぜ足立区?というのはとりあえず
置いておきますが、たまたま私の
育った場所からも近いというご縁も
あり、多少なりとも応援できればと
思っています。

5種類ほど飲んでみたのですが、
ピルスナーにせよ、ペールエールにせよ、
そしてIPAにせよ、かなり本格的な味わい。

ガツンとした飲みごたえを求める
クラフトビール愛好者の方には、
ぜひお試しいただきたいです。

さて、クラフトビールといえば、
日本における功労者は何と言っても
「よなよなエール」ですよね。

その「よなよなエール」が、
缶の裏面デザインを刷新するとの
記事を読みました。

その意図は、記事にある通り、
クラフトビール初心者に興味を持って
もらう
こと。

何となく流行ってる様子だけど、
実際意味するところは分かっていない、
そんな初心者さんを取り込もうという
施策
です。
恐らくは、そういった方々が多いことを
確認したか、あるいはその確率が高いと
判断した上でのアクションでしょう。

普通のビールに比べると、
クラフトビールはまだ市場が出来て
日が浅い、とんがった商品、
ニッチな市場に当たります。

そういった場合、イノベーター
アーリーアダプターと呼ばれる
流行先取り層がまず使い始める
(ビールの場合は飲み始める)
わけですが、その次に飲み始める層、
いわゆるアーリーマジョリティとの
間に、有名な「キャズム」があるの
ですよね。

「キャズム」とは、「断層」とでも言えば
良いでしょうか。
新商品が世に出た折、それが「普及」したと
言えるほどに広がっていくためには、
大きな断層、あるいは落とし穴を飛び越え
なければならない
場合が多い、ということ
なのです。

広く普及させるなら、
TVCMなどのマス広告をバーンと打つ
のが手っ取り早いわけですが、
クラフトビールでトップとはいえ、
そこまでコストをかけられるかと
いうと厳しいのが現実。

そこで、消費者とのタッチポイントと
して重要な缶の裏面を活用
しよう、
そんな企画に落ち着いた様子。

「ビール愛にあふれたブルワー(ビール醸造士)が、
ついつい語り過ぎてしまう」

そんなコンセプトを設定し、
続きを読みたくなったらQRコードで
飛べるLP
を制作、そこで約3,500字に
わたってたっぷりクラフトビール
愛を熱く語っている
とのこと。

「よなよなエール」については、
過去にも何度かこちらで取り上げて
きましたが、いつも感じるのは、
お客様を楽しませようとしつつ、
自分たちもトコトン楽しんでしまえ!
という仕事への素敵な向き合い方

クラフトビール市場を牽引する
立場として、変な気負いなく、
世の中をもっと楽しくしていこう!
という思いが感じられるのが
とても素敵だなと毎回感じるところ。

たまには「ADACHI BEER」などの
他の銘柄に浮気つつも、
「よなよなエール」は引き続き
応援していきたいものです。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。