見出し画像

スマホの置くだけ充電もできるデスクライト

コロナ禍をきっかけに
リモートワークが本格化し、
早や1年半近くが経過した。

これまで、子どもたちの学習机を
間借りして誤魔化してきたものの、
今年の夏休みはそれでは乗り切れ
そうにないと判断し、
机を一つ買い足すことにした。

そうすると、イスやライトといった
ものも併せて購入が必要となり、
ここのところAmazonを中心に
ネット通販のお世話になることが
増えている。

子どもたちが使っているデスク
ライトを購入したのは、もう
10年前あるいは15年前。
その頃に比べ、光量にしても
デザインにしても、格段に進歩を
遂げている。

画像1

今回購入したのは、アイリスオーヤマ
製の、スマホを置くだけで充電できる
という特徴を売りにしたもの。

特に、スマホの置くだけ充電機能が
気に入って買ったわけではない。
決め手となったのは、比較的スリムに
見えた外観である。
大して広くはない机の上で、極力
場所を取らないよう、接地面積の
小ささを重視
したのだ。

更に、机の上にスマホを置く場合、
当然その分の場所が取られるが、
このライトの所定の位置に置くこと
で、スペースの節約になることが
非常に大きな追加メリットである。
しかも、置くだけ充電機能に対応
している機種であれば充電も一気に
済ませることができる。

充電するときはスマホを横向きに
置くことになるが、
これを縦向きに置くと充電されない。
これは賛否両論あるかもしれないが、
個人的にはなかなかセンスのある
仕様
だと感じている。

スマホの充電池は、機種にもよるが
およそ500回ほど充放電を繰り返すと
ヘタってしまい、バッテリーを交換
する必要があると聞く。
毎日1回、充電と放電のサイクルを
繰り返すならば、わずか1年半ほどで
このタイミングが訪れるわけだ。

むやみやたらと充放電を繰り返す
のは、バッテリー寿命の観点から
できるだけ避けるべきであり、
この点については多くの消費者が
知識として持っているだろう。
なので、充電する必要のないとき
は、最初から縦向きに置けばよい。


消費者のそんなインサイト(本音)
を考慮した上での仕様なのかは
分からないが、少なくとも私には
非常に刺さったのであった。

アイリスオーヤマは、今や
家電メーカーとしての存在感を
かなり増しているが、元々は
収納用品とか、ペット用品といった
ホームセンターで取り扱うような
商品というイメージが強かった。
いつしか、LEDをはじめとする
家電系の商品を増やし始め、
今では「メーカーベンダー」なる
用語まで生み出して、その経営手法が
大きな注目を集めている。


特に、毎週月曜日に行われている
新商品開発会議については、
TVをはじめとするメディアでも
頻繁に取り上げられ、同社の
強みの源泉として語られることが
多い。
消費者の不満解消を実現するための
ありとあらゆるアイデアを収集し、
仮説構築、試作品制作へとつなげ、
徹底検証を行っている。
その結果、年間1,000アイテム以上を
市場に送り出している
というから、
その商品開発力たるや恐るべしで
ある。

私なりに、アイリスオーヤマという
企業を説明するならば、

生活用品市場で、お客様の声を元にしたPDCAサイクルの早回しによるマーケティング重視の経営を続け、そこで培った商品開発力を「隣の畑」に広げていった結果、巨大企業へと成長したメーカー

こんな表現になるだろうか。

大山健太郎会長の『私の履歴書』を
読まれた方も多いと思うが、
波乱万丈な人生を、チャレンジ
スピリッツで駆け抜けてきた
生き様に勇気をもらえる。

デスクライトの話から、
すっかりアイリスオーヤマ
全体に話が広がってしまった。
今や、家電の領域でもブランド化
した感があり、消費者からの
信用が根付いたと言える。

当分、快進撃は続くであろう。


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。