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11月11日といえば

先程夕食を食べていたら、BGMのように
流れていたTVから、ニュースを読む声が
聞こえて来た。
そう、今日は1が4本並んだ日
ということで、中国では恒例になった
「独身の日」の大騒ぎ。
日本でも、様々な記念日に指定されている
関係で、話題が多い日なのである。

真っ先に思い付くのは、ポッキーの日
よくよく確認すると、
「ポッキー・プリッツの日」
となっている。
グリコはチョコの有無で差別せず、
ちゃんと「1」の形をしたスナックの
両雄を並び立たせている。

他にも、
「いい出会いの日」
「麺の日」
「いただきますの日」
「鮭の日」
「ピーナッツの日」
「チーズの日」

などが登録されているようだ。

これは、プレスリリース配信代行の
サービスとして圧倒的なシェアを
誇るPR Timesが提供している
「PR カレンダー」
というアプリで確認した内容。

「PRネタを探すのに重宝する」
という触れ込みのカレンダー
アプリで、記念日やイベント日を
手軽に確認できる。
営業が、雑談ネタを探すのにも
重宝しそうなアプリである。

その「PRカレンダー」には載って
いなかったが、TVで流れていた
ニュースが最も多く扱っている様子
だったのが、
「渋沢栄一の命日」
であること。
今年はNHKの大河ドラマで取り上げ
られ、間もなく新札の顔になると
いうこともあり、ニュース性は抜群
といったところだろう。

そして、この渋沢栄一を尊敬している
と述べていらした、著名な学者の命日
でもある。
昨日、井坂康志さんの本を取り上げ
させてもらったが、その本のタイトル
にある経営学者、P.F.ドラッカーの命日
でもあるのだ。

日本資本主義の父とも言われる
渋沢栄一と、20世紀を代表する
経営学者のドラッカー。
365分の1の確率でしか一致しない
はずの命日が、見事にかぶった。
もちろん、あくまで偶然に過ぎない
のだが、つい「縁」とか「奇跡」と
いったオカルト的な話に結び付け
たくなる。

それはさておき、昨日紹介した本の
著者である井坂さんは、
「渋沢・ドラッカー研究会」
という会を主宰しておられる。
昨年にご縁をいただいて以来、散々
お世話になって来た。

渋沢栄一とドラッカーの思想的な
共通点、それは「正統保守主義」
という言葉に集約できる。

「正統保守主義」とは、
我々が住むこの社会を守るために、
変革が必要とあらば、その変革を
積極的に推し進めることを恐れない
考え方。

「保守」という言葉からは少し遠い
イメージを持たれるかもしれないが、
変革を通じて、守るべきものを守る
そういう考え方なのである。

折角の「命日」、二人が残してくれた
偉大な足跡を偲び、自らが変革の
旗を振って「守るべきものを守る」
覚悟があるか、改めて自らに問い
かけたい。

以上、1111文字でお届けした。


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。