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読書会で音読を行う気持ちよさ

こちらで何度も書かせてもらって
いる通り、毎週日曜の朝には、
友人主催の読書会にできる限り
参加している。

昨年は稲盛和夫さんの本を数冊、
今年に入ってからはドラッカー
『プロフェッショナルの条件』
読み進めているところだ。

読書会というのは、結構な頻度で、
色々な方の主催によって開かれて
いるもので、やる気と時間さえ
確保できれば、毎日何かしらの
会に参加できそうである。

とはいえ、読書のために生きている
わけではなく、あくまでも読書を
通じて得られるものを自分の人生に
どう活かすかが大切

自ずと、自分が何を得たいのかに
沿って、取捨選択をする
ことに
なるのは当然であろう。

昨日は、自分が所属している
コミュニティの一つ、
『大人の小杉ゼミ』で知り合った
仲間と「サブゼミ」ということで、
『True North リーダーたちの羅針盤』
の読書会、その第2回目を催した。

といっても、出席予定者の都合が
急遽つかなくなったり、ZOOMの
不調も相まって、会自体は流れて
しまった。

代わりに、進もうと思っていた
該当箇所を、私自身が音読して、
ZOOMのレコーディング機能で録音
してみた。

日曜の読書会でもそうなのだが、
この「音読」をすること自体が、
非常に気持ちがよい

脳みそを心地よく揺り動かしていく
感覚とでも言おうか。

自分自身、話すこと、声に出すことが
好きなのだろう。
決して美声の持ち主ではないし、
ボイストレーニングを本格的に
受けたわけでもないが、
とにかく気持ちがよい。

この「音読」自体の気持ちよさに、
すっかりハマってしまった
のかも。
これを書きながら、改めてそんな
ことに気が付いてしまった。

その「気持ちよさ」というのが
どこにあるのか、言語化
しておく
ことにしよう。

まず、書いてあることが共感できる
内容
だと、読みながら気持ちが
ノッてくる
ことがままある。

それなりに難しい漢字や言葉遣い、
長い文章を、つかえることなく
読み切った時
には、自己効力感が
湧き上がってくる

ここで言っていることは、
他の本で誰かが言ってたよな・・・
あっ、あの人があの本で言ってた!
のような形で「発見」があると、
字面を追って口から音を発しつつも、
頭の中はその「発見」で興奮状態に
なってしまう
こともある。

そして、声に気持ちを乗せて音読を
続けていると、書いた人の気持ちが
より深いところで理解できたような
気になる
こともある。

最後のは、もちろん錯覚に過ぎない
可能性が高い
のだが、たとえ錯覚で
あっても、自分自身の本に対する
解釈力が上がっている
と言えなくも
ない。

世の中は「タイパ」流行りで、
いかに多くの情報を効率よく
摂取するかという点ばかりが
強調されがちだ。

しかし、この「音読」という、
一見スローな情報の取り入れ方は、
単純に「タイパ」で切り捨てるには
勿体ない、奥深さを持った手段
だと
身を以て感じる。

読書会に参加してみるもよし、
自分独りで音読してみるもよし、
多くの方にその効能を実感して
みてほしい。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。