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オススメの電動歯ブラシを、歯医者さんに訊いてみる

定期的に通っている歯医者へ
行ってきた。
いつも通り、虫歯などはなく、
追加措置の必要な状態では
なくてホッと一息。

と言いつつ、今回は前回に比べて
「歯垢が多く、歯茎が腫れ気味」
という状況。
歯科衛生士さんに、しっかりと
お掃除をしてもらうだけで
済ませたかったところだが、
もっとフロスや歯間ブラシを
注意深く使ってくださいね〜、
という穏やかな説教を頂戴する
事態とあいなった。

歯の健康というのは、
非常に重要であることは、
今更言うまでもない。
モノが噛めないというのは、
生活の質に著しい悪影響を及ぼす
であろうことは、想像すること
すら恐ろしい程である。

そんなこともあり、もう20年以上に
渡って歯医者に定期的に通い、
電動歯ブラシを愛用、途中からは
フロスも導入して今に至る。

電動歯ブラシは、最初からずっと
フィリップスのソニッケアーで、
一切浮気をしたことがない。
しかし、今日ふと思い立ち、
主治医の友人に、電動歯ブラシ評を
確認してみた。

歯医者さんが、ソニッケアーを
薦める比率が高い
のは知っていた。
そもそも市場参入時から、
歯医者さんでの販売ルートにかなり
力を入れており、
「歯医者さん推奨」
というのを、TVCMなどを含む
コミュニケーションの基本に
据えていたくらいである。

競合は、ブラウンのオーラルBと、
パナソニックのドルツあたり。
それらと比べて実際のところは
どれがオススメなのか、友人と
してホンネを聞き出そうという
ところ。

彼の答えは、意外性のないもの。
やはりソニッケアーがベストとの
評価であった。

オーラルBは、荒削りで、繊細さに
欠ける。
ドルツは、繊細さではいい線まで
持ってきたが、その分パワーが
足りない。
やはりソニッケアーが総合的な
バランスで勝る
とのことであった。

今もソニッケアーを使う身としては、
ホッとすると共に、今後も愛用して
行こうと心を決めた。

併せて話に出たのが、替えブラシの
値段の高さ。
私も最近替えブラシを購入した
ばかりで、正直これだけはもう少し
安くしてもいいんじゃない?
とは感じており、彼も全く同意見。

プリンタとインク、
カミソリ本体と替刃、
そして電動歯ブラシと替えブラシ。

これらは、本体を購入すると、
半自動的に付属品を何度も買い続ける
ことになる、正に鉄板のビジネスモデル。

名著『ザ・プロフィット*』で、
スライウォツキーはこのモデルを
「インストール型利益モデル」
と名付けている。

利益を生むビジネスモデルを類型化
 分かりやすく解説する古典的名著


高くても、正規品でないと正常に動作
しないリスクがある以上、わざわざ
危険を冒して類似品を手にすることは
避けている。

メーカー側としては、その分本体の
販売で利益を削って安く売っている
し、
価格に見合ったベネフィット、この場合
歯の中長期的な健康維持、に貢献して
いるのは間違いない
のだから、
不当に高く売るものではない、
という理屈となろう。
まぁ、これはこれで一理ある。

それでも、類似品の安さを見るにつけ、
本当はもっと安く売れるはず!
という消費者の声なき声も身に沁みて
分かる。

当面は、ソニッケアーの替えブラシの
高さには目をつむり、あくまでも
「美点凝視」、その素晴らしき
恩恵に存分に浴することにしよう。



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ahiraga
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。