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革新家に行って来た

東京駅の食が、最近非常に充実している。
グランスタの中に様々なレストランが
あるのはもちろんのこと、
お持ち帰りも含めて、様々な食を提供する
お店がぎゅっと詰まっているのだ。

グランスタは、駅の中、
あるいはより駅に近いところで、
集中的に店舗を展開しており、
非常にたくさんのお店がひしめき
あっている。

グランスタができる前から存在した
東京ラーメンストリートには、
常に実力の高いラーメン店が、
これまたひしめきあっているのは
ご存知の通り。
六厘舎斑鳩といった名店の名前は
どこかで耳にした人も多いはず。

その中には、私の大のお気に入りである
ソラノイロの支店「そらのいろ NIPPON」
が含まれている。
ベジソバという、極めてユニークな
ラーメンを食べることができるこの店は、
もともと麹町が発祥。
その実力を見込まれてか、
東京駅のラーメンストリートに
早くから参戦していた。

そのソラノイロの宮崎店主が、
リスペクトしている「家系」ラーメン
店をオープンしたと聞き、
ずっと食べてみたいと願いながら
数ヶ月。
先日ようやく食べるチャンスが訪れた。

食べログにおいては、残念ながら、
非常に低いスコアしかついていない。
以前私が見た3.2というスコアは、
ラーメン屋の平均から考えても
非常に低いスコアである。
ソラノイロがプロデュースしたラーメンが
そんなに低い点数で良いわけがない。
現在は3.4まで上がっているが、
それでもまだ十分高い点数とは言えない。

実際にじぶんで食べてみない限り、
スコアは信用できない!
そんなことを思いながら、
いざお店を訪問してみた。

食券を買い、席に案内される。
美味しいラーメンの食べ方を指南する
POPがあり、店主の心意気を感じる
ことができる。

「家系」というのは、磯子にあった
「吉村家」が発祥

独特の醤油味をベースにした濃いスープ、
小麦の味わいを堪能できる太目の麺、
「醤油とんこつ」と呼ばれるジャンルの
草分けと言っても良いかもしれない。

家系は、海苔をトッピングするのが鉄板
スープに薄い油の膜が張るのだが、
海苔がその油を吸った状態で、
ご飯をひと口分くるっと巻いて食べると
非常に美味しい。

そんな食べ方を若い頃はしていたが、
もういい年なので白ご飯はつけず、
ラーメンだけを堪能した。
それでもやはり海苔はトッピング。
ついでに味玉も。

デフォルトで付いているチャーシュー
もも肉だと思うが、しっとり柔らかく
仕上がっていて申し分ない。

肝心の麺とスープは私自身の想像に近く、
「家系」をとても宮崎さんの視点で
再解釈した一品
という感じ。
いわゆる「家系」の太めの麺ながら、
どこか上品さを感じる印象
だ。

スープも、飽きの来ない味
「家系」は油っこいので、
途中で胸焼けした経験のある方も
いるのではないかと思うが、
量が少な目なので、最後まで飲み
干してしまっても罪悪感は少な目

トータルで完成度の高い、
満足の一杯

やはりさすがはソラノイロだった。
ごちそうさまでした。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。