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ノスタルジックなレトロデザインで注意を惹きつける

昨日は、店頭のお話を書かせてもらった。
「おっ?!これは何だろう?」
ショッパーにそのように思わせるべく、
マーケターはあの手この手でしのぎを
削っている。
今日も、その店頭の話からスタートだ。

冒頭に、最近見かけた店頭什器の写真を
載せている。
これがなかなか凝っているのだ。
上に「ついにコーヒーガム復刻」という
POPが目立っているこの什器。
LOTTEのガムばかりを並べて展開する
専用什器
として展開されている。

それも、わざわざレトロなデザイン
人目を引くように計算している様子。
いい感じに使い込んだ味わいを表現
していて、昭和のノスタルジー
感じさせてくれる。
『三丁目の夕日』の世界観とでも
言おうか。

ショッパーが通りがかったときに、
「おー、懐かしい!」
という感情を持ってくれれば成功。
あるいは、
「なんかレトロでおしゃれっぽい!」
という反応でも良い。

レトロ、あるいは懐古趣味というのは、
常にある程度の人気が出るコンテンツ
と言えるかもしれない。

ある程度の時間が経つとリバイバル
する
という、何かしら法則化でも
できそうなトレンドというのは、
確かに存在している気がするのだ。

例えば、昨年から今年にかけて、
2000年前後のファッションがかなり
トレンド
になっていたのは、
ご存知だろうか。
実際、Y2K(Year 2 Thousandの略)
という言葉をよく耳にした。

流行りものは、流行りが去ってしまえば
アッという間に時代遅れになる。
しかし、グルっと一周回って、時代遅れは
時代の最先端に戻って来る
ものなのだ。

レトロで売っている商品と言えば、
パインアメがかなりブレイクしている
のも指摘しておこう。

見た目のレトロさが受けていると
聞いているが、もちろんそれだけ
ではない。
商品開発の目の付け所にせよ、
インスタグラムなどでのPRにせよ、
なかなか頑張っている印象だ。

特に注目は、『SPY x FAMILY』との
コラボ商品、「アーニャアメ」
だろう。
シークレットデザインもあって、
心憎い販促を展開している。

見た目のレトロさに話を戻すと、
その良さ、デザイン性とその人気を
思いっきり活用して、様々なグッズを
作って販売したり、「アーニャアメ」
以外にもかなりの数の興味深いアメを
開発、販売しているようだ。

例えば、パインアメのリップクリーム

タイヤアメなんていう、おふざけ商品も
展開していた。
残念ながら今は店頭で見ない。

レトロなデザインで、見た目の奇抜さ、
センスの良さを競い、ショッパーからの
アテンション(注意)を惹きつける
展開を
頑張っているパイン株式会社。
小さいとはいえ決して侮れない、
なかなかユニークで前向きな会社だと
言える。

昨日紹介した春日井製菓のプリンアメも
レトロデザインだった。
こういうノスタルジックなパッケージは、
今後も頻繁に市場に登場するのだろう。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。