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「海産物の押し売り急増」に思う

家の固定電話を使う機会が
めっきり減った。

公的な登録などに記入する電話番号は、
やはりちゃんとしたものが必要だろう
ということで、未だに固定電話契約を
続けてはいる。

しかし、固定電話にかかって来る
電話が、ロクでもないものばかり。
真剣に解約したいと思わざるを得ない
今日この頃だ。

どんな電話がかかって来るかと言えば、
ほぼすべてが売り込み
子どもの年齢を調べて、成人式手前の
タイミングで振袖レンタル店から
やたらと電話がかかってきた。
怪しげな金融取引のお誘いもある。
以前定期購読していた新聞販売店から、
復活を望む電話もある。

それから、リサイクル業者からの
電話も多い。
不要になったパソコンなど、無料で
引き取りますよ、との営業であるが、
個人情報満載のPCを、見ず知らずの
業者さんに持って行ってもらうのは、
あまりに無防備だろう。

最近増えているのが、以前にふるさと
納税で頼んだことのある商品を扱って
いる会社からの電話

彼らは、地方自治体からの受託で、
返礼品を取り扱うのが基本的な契約。
しかし、そのお客様はかなり有望な
「見込み客」
となるわけで、返礼品を
発送し終わった後も何とか関係を保ち
たいのだろう。

北海道の業者と思しき人から、
実際に何度か電話があったようだ。
私は運よく当たったことがないのだが、
妻が在宅の折に当たった様子。
ふるさと納税以外で直接北海道から
魚介類を取り寄せることもなかろう、
ということで、妻はさっさと断った
らしい。
すると、思いっきり「チッ!」と
舌打ちをして、電話を切った
らしい
のだ。

どうも、この手の営業がかなり
増えているようだ。
しかも、その商品の中身があまりにも
スカスカ
だということで話題となり、
Yahoo!ニュースにも載るほどだから、
ある意味「炎上」と言えるだろう。

そもそも「産地偽装」ではないか、
と思しき案件も説明されており、
もうとにかく怪しさ満載。
完全に詐欺行為だ。

オレオレ詐欺は、
「そんなの誰が引っ掛かるの?!」と
思える位、稚拙な手法だと思っている。
この海産物押し売り騒動も、
正直なところ、誰が引っ掛かるのか、
想像もつかない。

それでも、人間心理を熟知した
押し売り側は、引っ掛かりそうな
人に「数撃ちゃ当たる」作戦で、
片っ端から「見込み客」リスト
手に電話をかけまくり、
押せそうな感触を得るや否や
「口八丁」で押しまくる
のだ。

マーケティングの知識やノウハウを
この手の事業者に活用されるのは、
社会全体にとっての損失。

防御のために、一般の人たちにも
もっともっとマーケティング全般や
行動経済学・心理学などの知識や
ノウハウが普及、浸透していく
必要がある。

その一助になるべく、これからも
自分のできることを、淡々粛々と
やっていこうと思う次第。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。