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やたら店員の多いしゃぶしゃぶレストラン

先日、銀座のややはずれにある
しゃぶしゃぶがメインのお店に、
海外からの来客を引き連れて、
結構な大人数で伺いました。

銀座でしゃぶしゃぶ、というと
高級な接待で一人3万円とか5万円
なんて価格を想像する方がいる
かもしれませんが、お値段はそれより
ずっとリーズナブルなお店です。

来客といっても同じ会社の人間
だったものですから、接待ではなく
あくまで親睦を深めるのが目的

見返り欲しさに、
費用に糸目をつけずにおもてなしする
接待とは異なる状況です。

実際に料理をいただいてみて、
お値段の割には肉質はまぁ普通、
量的には意外と少ないな、
という印象
を持ちました。

これでこの値段取るのかしら?
料理だけで判断すると、
そうなってもおかしくない内容
だったように思います。

しかし、それは料理だけを見たら、
という条件でのお話。
今どき、正社員かアルバイトかを
問わず人員確保は大層難しい、
そんな噂を方々から聞くところ、
このお店の店員数が尋常ではない
ほど多かった
のがとても印象的
でした。

コース料理を順番に持ってくる際に、
かなりの人数の店員さんが一斉に、
速やかにサーブ
してくれます。

お酒の注文も、常に巡回している
店員さんがチラホラいて、
ほぼロスタイムなく注文する
ことが可能

明らかに、店員数が多すぎでは?
と思うほど、常に誰かが我々への
サービスをしてくれていた
のです。

最近のレストランでは、
注文をお客様にやらせてしまう
端末の導入
が盛んですよね。

更には、配膳などを中心に、
ロボットを導入する動きも活発化
しているように聞きます。

銀座でそれなりのお値段をとる
しゃぶしゃぶ店であれば、
やはり端末やロボットの導入を
するのではなく、あくまでも人の
サービスを提供し、お客様の手を
煩わせないようにする
、という
考え方に落ち着くのだろうなぁ、
そんな感想を抱きました。

端末やロボットを導入するところ
というのは、人件費を削減したり、
注文ミスなどの人的なエラーを
減らしてオペレーションの効率を
上げることが目的とされることが
多い
と推測されます。

その分、お客様に支払っていただく
料金をリーズナブルにすることで、
お客様の負荷が上がることに理解、
納得をしてもらおう
という趣旨に
傾くわけですね。

この点、多少高くても、お客様自身
色々と面倒なことをしなくて済む、
というのは大きな価値提供になる

わけで、そこにお金をきっちり払う
お客様が少なからずいるというのは
容易に推測できますよね。

銀座という土地柄ゆえ、
こんなお店が成り立つのかしら、
ということを改めて思いつつ、
銀座であっても端末操作を客に
強いるお店の割合が着実に増えて
いる
こともまた感じている、
そんな今日この頃。

お客様の期待値に合わせて、
サービスレベルをどのように
設計するかが、腕の見せ所

言えるでしょう。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。