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朗読にも「ライブ」がある

家族と話しているとき、
聞き返されることが多い。
モゴモゴとしゃべっているつもりは
ないのだが、どうも聞き取りにくい
ようなのだ。

人前でしゃべるときは、そこそこ
ハキハキとできているつもりだった。
しかし、家族との会話など、普段の
話し方はほとんど気にしていなかった。
あまりにも家族から聞き返されることが
多く、人前でもハッキリ話せていないの
ではないか
、そんな風に、すっかり
自信がなくなっていた時期がある。

主催のセミナーで話すことがある。
その際、分かり易く、聞き取りやすい
発声をしなければ、十分なサービスを
提供したことにはならない。
プロとしてお金をいただいてセミナーを
運営する以上は、自分の発声にも責任を
持たねばならない。

そんな意識があったので、およそ2年半
ほど前に、幸運にもご縁をいただいた、
元アナウンサーの「師匠」にレッスンを
受けた。

その「師匠」は、元々は北海道放送という
TV局のアナウンサー。
30年勤めた局を退職し、今は朗読家
肩書を持って活動している。

「師匠」というのは少し大げさに過ぎた
かもしれない。
むしろ「ファン」と言った方が正しい。
親しみのある、そして様々な声色、トーンを
上手に使い分ける話し方で、毎日5分間の
朗読を提供するサブスクサービス
を展開
されており、その愛読者ならぬ愛「聴」者
として、お世話になっている。
その「五十嵐いおりのオンラインサロン」は、
丁度本日、1歳の誕生日を迎えた。

この五十嵐いおりさんが、来月に
「朗読ライブ」を主催される。
歌手やバンドのライブではない。
オーケストラのようなものでもない、
朗読家が催す「ライブ」。
彼女に出会うまでは、あまり朗読の
世界に詳しくなかったため、
今回朗読でもライブができるのだ
という驚きも感じている。

五十嵐いおりの朗読を チェンバロ・オーボエの調べとともに、 楽しみませんか? 朗読Live「イランカラプテ」vol.4 ライブでは、 「アイヌの昔話」と 「世界の童話」をお届けします。 6月18日(土)。初夏の夜7時から。 会場は、歴史...

Posted by 有)オフィスパレット on Tuesday, April 19, 2022

「イランカラプテ」とは、アイヌ語で
「こんにちは」という意味。
ただ、普通のあいさつのニュアンスに
加えて、「あなたの心に触れさせて
いただきます」
という意味合いが
込められているそうだ。

アイヌ、ウクライナ、そしてロシアの
昔話を厳選。
朗読とチェンバロ、オーボエのコラボで、
聴衆の心のひだにやさしく触れてくる
ようなライブが期待できる。

札幌にある、非常に品のある洋館、
豊平館(ほうへいかん)が舞台だ。
国から重要文化財の指定を受けている
歴史的建造物である。

できることなら、この素敵な舞台も
ひっくるめて、ライブ体験をしたい
ところだが、今回は後日提供される
配信を視聴することにしている。

北海道にお住まいの方には、
「ライブ」だけに是非「生」で、
朗読の魅力を感じ取って欲しい。
1ファンとして、そんなことを願って
いる次第。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。