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常識を疑う、但し健全に

毎週日曜日の朝8時から10時に
開催されている定例の読書勉強会
時間が許す限り参加しています。

今読んでいるのは、
ユヴァル・ノア・ハラリの書いた
ベストセラー『サピエンス全史』

人類の歩んできた歴史を、
非常に長い時間軸で俯瞰して
眺める
ことで、非常にユニークな
解釈を導き出しているところが
ファンの多い理由でしょう。

現在は上巻の最後の方、
第10章まで読み進めました。

これまでのところで、興味深い
ところは多々ありましたが、
中でも非常に印象に残った
第5章の話を簡単に紹介させて
もらおうと思います。

第5章のタイトルは、
「農耕がもたらした繁栄と悲劇」
というもの。

私なりに要約を試みますと、
非常に雑ではありますが、
こんな感じにまとめられると
思います。

人類は、狩猟採集から、やがて農耕へと移行した。
農耕の方が、安定して食料を確保できるからである。
これを「農業革命」と呼ぶ。
しかし、実のところ、この革命は人類にとっては必ずしもプラスではなかったかもしれない。
人類が小麦や米、ジャガイモなどの植物を栽培化したというよりも、それらの植物に人類が家畜化されたと見る方が実態に即している。

この見方は、結構衝撃的ですよね。
天動説を信じていたのに、
事実は地動説でした、
というのに近い、視野の大転換だと
思いませんか?

「1+1=2」がウソかもしれない、
ということはあり得ないにしても、
「天動説」や「食糧植物の栽培化」は
ウソの可能性が十分あるということで、
何でもかんでも鵜呑みにしてしまう
ことが極めて危険
だと分かります。

そうやって、何でもかんでも疑って
かかるというのも、これまた
生きづらくて大変かもしれません。

しかし、健全に疑う姿勢というのは、
やはり誰もが持っておくべきだと
思うわけです。

先日ご紹介した、岡佐紀子さんの新著
『正しい答えを導くための疑う思考』
に出てくるクリティカルシンキングで、
健全に物事を疑う、そういう基本姿勢を
是非身に付けたいものですね。

岡さんのこちらの著書出版を
記念するライブを兼ねたイベント
「DAF36」
が、いよいよ今週末の
日曜日に東京王子で開催
される
運びとなりました。

私も出演予定でございまして、
クリティカルシンキングでは
ありませんが、ビジネスにも
役に立つお話「定点観測」
テーマにスピーチいたします。

岡さんや私以外にも、
バラエティに富んだスピーカー陣
様々な「刺激」をご用意して
お待ちしておりますので、
少しでもご興味を持たれましたら
是非一声おかけください。


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。