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マスク狂騒曲はいつ収まるのだろうか

相変わらずマスクを買うことが難しい
状況が続いている。
いつドラッグストアを通り過ぎても、

「今日のマスクの入荷はありません」

「今日入荷のマスクは完売しました」

のメッセージを見せられ、
虚しさが募るだけ。

そんな折に、救世主が現れた。
手先の器用な義母が、手作りの
マスクを送って来てくれたのだ。

しかも、先週末に届いた最新版に
至っては、写真にある通り、
何と「超立体」を彷彿とさせる
出来栄えの逸品。

最初に頂いたものは、安倍首相が
付けていたようなタイプのもの。
手作りだったら、それが普通だし、
作っていただけるだけでありがたい
ものだ。

しかし、今回頂いたものは見ての
通りで、どうやって立体裁断をした
のか不思議に思う形状。
素材も柔らかく、不織布マスクに
比べて高級感が漂う。
ゴムひもは耳あたりもやわらかく、
長時間付けていても痛くならない。

隣に座っている部下にも、
「それって手作りですよね?!」
と驚かれた。

本当に感謝しかない。


マスクの供給は、一体いつになったら
通常通りになるのだろうか。
ティッシュペーパーやトイレット
ペーパーは、ようやく供給が元通りに
なりつつあるように思われる。
両者の違いは、製造されている場所の
問題に起因している。

マスクは、ほとんどが輸入。
しかも中国製がマジョリティ。
供給がストップするのもやむを得ない。

しかし、ペーパー類は、ほとんどが国産。
静岡の富士市周辺や、愛媛の四国中央市
あたりがパルプ産業の二大拠点。
元々非常にかさばる商品ゆえに、輸送
効率が悪く、船で海外から持ってくる
運賃がコスト高を招くため、輸入品の
競争力が低くなるのだ。

2月にペーパー類が多くの店舗で欠品
し始め、しばらく供給が戻らなかった
のは、通常の5倍、10倍と需要が爆発
してしまったから。
需要が増えた分を、供給網がさばき
きれなかっただけなのである。
お客様は、今まで1箱しか買わなかった
ティッシュを慌てて10箱買いだめする
ことができる。
しかし、供給側は、これまでトラック
10台分運んでいたものを、
突如100台分に増やせと言われても、
トラック自体やそのドライバーなどの
工面がやりきれないのである。

Twitterで、
「Abenomics」をモジって
「Abenomask」というバズワードが
飛び交っていて、思わずクスっと
笑ってしまった。
「Abenomask」に頼らずとも、
普通に店舗でマスクが買える日が
早く来ることを願う。
それまでは、頂いたマスクを、都度
洗濯・消毒しながら、大切に使わせて
もらうことにする。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。