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感覚過敏な話

感覚過敏を患うようになった。

以前から偏頭痛を持っているが、今年に入ってから音が大きく聞こえるようになってきた。ストレスから来ているらしいが、ストレスの原因は分かっている。と思う。
もともと大きな音が得意ではなかったり、苦手な音があったりはしていた。これは昔からなのだが、乗り物の音が特にダメ。電車(というか貨物列車)や新幹線、飛行機の音は本当にダメで、未だに近づくたびに耳を塞いでしまう。

ここ最近、どうにも頭がガンガンしてしまうことが増えてしまったので、イヤーマフを購入しようか検討しているところだ。

こんなやつ。ヘッドホンに見えるが、これがイヤーマフである。お値段によりけりなのだが、大抵の雑音は遮断してくれる。ぎゅぎゅっと耳を圧迫してくれるからだろう。一度体験してから、これはいいなぁと思って購入を検討している。

そんなわたしであるが、あるツイートを見てから、感覚過敏でも頑張れるようになった。それは、「鬼滅のかまぼこ隊は感覚過敏なのでは」といったものである。

かまぼこ隊というのは、炭治郎と善逸と伊之助の3人を指している。3人とも一つの感覚が並外れており、それが鬼との戦いでも生かされている。炭治郎は嗅覚、善逸は聴覚、伊之助は触覚といった感じだ。
わたし自身、この作品も好きだし特に善逸を推しているタイプの人間で、Twitterやもくりで交流するフォロワーさんから「善逸を見るとななさんを思い出します!」と言われる。
そのツイートを見て、「聴覚過敏も立派な個性だ」と思えるようになった。しかも推しと一緒。推しも頑張っているから、わたしも頑張ろうと考えられるようにもなった。

もちろん指導にも生かされている。どうやって音を遮断できるか、またどうやって軽減できるかということも考えられるようになってきている。前まではよく分からず、指導に四苦八苦していたが、聴覚過敏になって子どもたちだけでなく、保護者とも真剣に向き合えるようになった。

生きにくいと思っていたが、自分が当事者となることで得たことはたくさんある、と感じた今日この頃だ。

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