毎晩「今日もありがとう!!」って感謝していると言ったら変に思うだろうか?
誰に対しての感謝??それは龍だ。
なぜ龍なのかはわからない。だけど、アッラーとか唯一神とか怖いし、天使やイエスキリストもピンとこない。そんな中しっくりきたのが龍だった。選ばれたのは龍でしたってやつだ。
感謝のルーティンを始めたのはきっかけがある。
私がゲーセンでバイトしてる時だ。ゲーセンのバイトの8割は商品の置き直し。UFOキャッチャーが届かない位置に移動したので戻して欲しいってアレだ。ほとんどのお客様は真ん中に戻してあげれば気が晴れるんだが、自称お客様(クレーマー)は、

「さっきはもっと近かった」
「前に2000円やったけど取れなかった」
「孫がいるから近くしてくれ」

など色々とご注文をつけてくる。
バイト歴4ヶ月のベテランスタッフである私は当然、「あ、じゃあ気持ち近づけますね〜」っとチョンと触れるぐらい寄せてあげる。そして決め台詞、
「また何かあれば言ってください、失礼します」
これを100万円の笑顔とともにお客を置き去りにする。これが日々のルーティンなのだが、もちろん通じない人もいる。


「前回、1000円使って取れなくて、今回も取れなかった。アーム弱いんじゃないの?」
…なるほど。ちなみに、お客様の言ってくる金額は大体500〜1000円ほど鯖を読んでいる。(こっちはPCで確認できるんだぞ!舐めんなボケ!\\\٩(๑`^´๑)۶////)
まあでも取れなかったことは事実だろう。
「あ、じゃあちょっと見てみますね〜」
UFOキャッチャーは機種ごとに取り方は頃なる。確率でどーにもならんやつもあるが、その時はちょっとしたコツで獲得確率がアップする機種だった。なので、
「〇〇を〇〇して〇〇してくださいね〜」っと言って、欲しい景品の色まで出してやった。(文章がだいぶ偉そうになってきたが許してくれ。私も人間なのだ。こんときはちょいとムカついてたんだなぁーって感じてくれればよし。)

私はこういうめんどくさい客が来たときは可能な限り遠くの離れる。無論、本当はこんな客にこと近くで巡回しておくべくなんが、時給1200円ポッチで心を削られてなるものか。その後しばらく別の場所を歩いて、戻ってきたらさっきの客がいないではないか。
景品はどうだ?…2つもGETしてる!
文句を言ってくる可能性ある客が帰った安堵感と、「ありがとう」を言わずに帰った客へのフラストレーションが渦巻きながらこの日は仕事を終えた。

読者の皆は「まあ、仕事なんだししょうがないじゃん。店員にわざわざ感謝言いにこないだろ」ってお思いだろう。確かにそうだ。別に言わなくてもいいし、こっとも仕事なんだからと割り切ってる。だけど「もっとサポートしてあげよう」とももちろん思わない。
神様も同じなのでは?とこの時思った。
「あー神様。〇〇で困ってます。なんとかしてください」
我々はピンチの時、藁にもすがる気持ちで神に祈るが、解決した後の「ありがとう」はセットになってない。普通に忘れてる。まぁ、なんとかなったな〜ぐらいに思っているんだ。これに気づいた時、ああなんてバチ当たりなことを俺はしてたんだろうと思って、すぐに龍に謝罪と感謝を伝えた。
神様なんだから助けて当然。…このスタンスでいる限り、チャンスはないだろうと確信している。神は時給では働いてないだろうが、祈ってもない人間に恩恵を与えるほど暇ではないだろう。俺が神なら、「ありがとう!こんなことがありました!これからも見守っててください!」なんて言われたら、天国界から24hストーカーする。
だからみんな、もっと感謝しようぜ!
そして、ゲーセンに遊びに行くときはもっと店員に優しくしよう!

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