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今回は、私を過ちから救ってくれた友人の話をします。

私は目が眩んでしまっていて、会社のおかしい部分が見えても、
いや、でも、あの人たちはそういう人たちではないし、止めてくるやつは何も分かってない!俺がそうだといってるんだし、経験もしたことないくせに、、
と考えてしまっていました。
そんな時、転機は訪れます。
私が共に騙された同級生のE君と家で話していた時、急に別な友人二人(F.G君)が来ました。
二人は私を止めに来てくれたのです。
入るなり、会話を録画し始めました。(私はこの時は気づいてませんでした。)そして、途中から全員で話すようになった時、F君は
お前が勝手にやる分にはいいけど、別な奴には声かけないでくれ
と言われました。
私自身、ビジネスはやりたくなかったのですが、上に行くためには通らざるを得ない道だったのでF君と言い合いになりました。
その時の私は、論破できるような自信と体験から言える確証があったのですが、F君に質問攻めされる中で何も言い返せなくなりました。この時、私が間違っていることを認めず目を伏せていたことに改めて気付かされました。
そしてこの日、共に騙されたE君ともう行かないこと、参加しないことを決意しました。
決意したので次は借金をどう返していくかを考えました。両親がお金はないことは子供の頃から知ってたし、幼い弟もいたため、家族に負担はかけたくありませんでした。これは、一人で勝手に判断したものだし、20歳も超えて責任は自分だけで背負うべきだとも思っており、両親には言わず、頑張って返し、何もなかったことにしようと思っていました。
別日の夜、別な友人H君から急に電話がありました。H君は二人の友人同様に私のことを強く叱ってくれて、両親にも話すべきだといってくれました。それまで、いや、そうはいっても親に負担はかけたくないし、自分で決めたことだから、、と思っていたのですが、H君の
「この電話を切ったらすぐに親に連絡しろ」
この一言で全てが変わりました。
私は言われるがまま、H君の電話の後両親に電話をし全てを話しました。めちゃくちゃ怒られ、母を泣かすことともなってしまいました。しかし、普段厳しい父はその時とても優しく、私に寄り添って話を聞いてくれました。そして、両親が私の借金を半分負担してくれることが決まりました。
そして、共に騙されたE君と共に消費者センターに助けを求め、結果的には何割か返済してもらえるということになりました。

今でも友人、両親、そして消費者センターの人にとても感謝しています。あの時、2人の友人が止めてくれなかったら、まだ続けていたかもしれません。あの時の電話がなかったら、もっと苦しんでいたかもしれません。
私を気にかけて、助けてくれて本当にありがとうございます。

そして、私自身、最悪な体験でしたが、得られたものもたくさんあります。もはやそう考えるしかないではありますが、自分にとっては必要ないい体験だったのではないかと思います。この体験を通してお金について深く考えるようになったし、世間の見方、自分自身を見つめ直すことができました。私の体験を通し、得られたものはこれからもこのnoteに書いていきたいと考えています。

自分の思いを熱く文字にしたため文章の中で読みづらい部分があったと思います。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
自分の知らない世界。そして関わるべきではない世界があることを知り、関わらずとも文字として経験して、恐ろしさを感じ、世の中の見方が変わっていただけたら幸いです。

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