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東京私立小学校展2023の走り書き

新宿NSビルで紺装束の宗教団体保護者様が集まるイベントがありました。
東京私立小学校展2023です。定員1300人×午前午後の2回、計2600人の保護者に45校の先生方、運営会社の方々が大集合。ゴールデンウイーク初日の混雑した新宿でもけっこう浮いた団体だったと思います…。
名前こそ「小学校展」というものの、実態は合同説明会。個別ブースで質問対応をしていただいたり、ご説明を伺ったり、資料をいただいた中で印象に残った学校について走り書きしてみます。

私立小では実際に作品を展示する展覧会というイベントもあるからややこしい

啓明学園初等学校

拝島にある一貫校。英語や多様なバックグラウンドの子どもの教育に力を入れており、ウェブサイトによると「(三井家が)東京の赤坂台町にあった私邸を開放し、海外に勤務する方の子女たちを受け入れたことが学園の始まりで、開学当初は生徒8名全員帰国子女でした。海外で吸収した文化を大切にし、日本の教育へのソフトランディングを目指しています。」とのこと。ここ最近よくある、学校名を○○国際として共学化するとか、イマ―ジョン教育ICT教育と並べておけばいいかという感じではなく、しっかりとした伝統を感じます。
入学の段階で3割くらいは英語バックグラウンドのある子や外国籍の子が選ばれ、そこに随時帰国子女を受け入れている形。
英語力は三段階、現地校についていけるくらい年齢相応のネイティブ、ネイティブではないがかなり得意、普通。普通と言っても授業中に海外バックグラウンドのある子たちが授業で英語発言してしまったりするそうで、日常に英語が使われる学校生活になりそうです。校外学習も英語関連の施設に行くとのこと。
世界や視野が広がりそうで聞いているだけで私がワクワクしてしまいました。
※公式ウェブサイト国際生教育の歴史より引用

東京都市大学小学校

中受校は受けないつもりなのですが、立地が良くてついつい。。。
授業の進度は早く、6年生の10月には全過程が終わっているカリキュラム。
年間スケジュールが大きく4つに分かれており、行事がんばる期→勉強がんばる期→行事→勉強、と流れていくのでメリハリのある小学校生活になるそうです。これは私の母校も同様だったのでうんうん、いいねと思いました。
(母校は行事期には授業中は睡眠時間という人も多かったけれど。)
残念なのがアフタースクールがあるようでない、学校の場所を借りた習い事ということ。土地柄、お近くの方は小学校2年生くらいにはSAPIX行かないと枠がなくなっちゃいそうな気もしますけどね…。

聖学園小学校

ここも立地がとってもいいんですー!駒込駅から徒歩6分。駒込というこの派手過ぎず地味すぎず微妙な感じ。いいですねー!
一貫校で年によって差はあるものの4~6割くらいが中学受験で外に出る。そのまま進学する子も多くいて、学校としても「その子にあった道ならどちらでもよい」というおおらかさ。中学からは男女別学というのが私個人的にはとても気に入りました。中高生男女一緒にしておくとスクールカーストや美醜へのこだわりが激しくなるからね…(私見)。
英語は米国英語・英国英語のネイティブが授業ごとに入れ替わって担当する。理科の授業でやった大豆の育ち方を英語の歌にして覚えさせてくれるなど、実体験と英語が結び付くようにしているのが特徴。ただしいわゆる英語イマ―ジョン教育ではなく、英語の授業の中で理科の経験を生かす、という形らしい。アフタースクールも定員いっぱいになることなく、6年生でも数名在籍しているとのこと。給食とお弁当(持ち込みも予約もあり)はカレンダーで定めたスケジュールに基づいて5:5の日数割合で実施しているそう。
プロテスタントなので、校則もそんなにきつくなく、中高は更に自主性を大事にしていますよとのことでした。
あと大人目線だけど制服かわいい~。(子どもからしたらたぶん小中高ずっとセーラー服って嫌だろうけど。。。)

田園調布雙葉小学校

みんな憧れデンフタ。大学時代のサークルに卒業生がいて、欠点がないことが欠点なくらいの美人お嬢様だったのでイメージは完全に彼女です。あんなに美人でお育ちも良くてスペック高い人に今後会うことはあるのだろうか…。
小中高一貫ということで落ちこぼれ(※実際は勉強が遅れがち、とやんわり伝えました)にならないか気になり質問。日々の課題を着実にこなして、ご家庭でも進捗を見てもらえれば大丈夫とのこと。プリント直しを大事にしているということで完全に私の勉強スタイルと一致しており、私が昔に戻れたら入りたいわと思ってしまいました。
個人的に気になったのが校則。小学生のうちは鉛筆も筆箱も指定文具だが、中高生になると少しは自分で考える余地が出てくるとのこと。
ここで「校則が緩くなる」ではなく、「自分で考える」とご説明されるのがさすがデンフタだなと納得しました。
そうだよね…ミルキーペンとか香り付きペンとか自分で考えてもいらないもんね…赤シートで消えるペンくらいがギリギリ説明可能か。

「ミルキーペン ライターでねじる」と検索で出てきた。私もやったけど
SNSもない時代にどうやって日本中に「ねじる」が広まったか疑問。

この「小学校展」、広く浅く情報を仕入れるにはいいのですが学校の傾向もバラバラで、例えば自然の中で勉強よりも木登り虫取り頑張ろうよみたいな学校があったり、代々名家のご子息が通学なさるような有名校もあったりして、けっこうカオス感はあるかもしれません。志望校決まった人が行くべきかどうかというと、個人的には行かなくてもいいんじゃないかなー…と思いました。行かなくて不安になるくらいなら行ったほうがいいとは思いますが。

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