そんな猫と目があった翌日に
施設に入って何日もお食事も出来なくなり返事もせず
子供たちも自然に任せようと決めていた祖母が
急に目を覚ましてむくりと起き上がり
お食事を始めたと聞いた
勝手に
これはねこがたすけてくれたんじゃない?
車が危ないって言ったからお礼?
とか偶然を自分の手柄のように勘違いした
その猫の一件の少し前に祖母の施設に行った時
つまり返事も食事もしてなかった時の祖母が突然
ありがとう
ぴめきゅまちゃん
としっかりと言ってくれた
周りにいた親戚たちは
やっぱりぴめきゅまちゃんが分かった
ぴめきゅまちゃんだけ名前を呼んだ
奇跡だ←この大袈裟な言葉は母からのもの
とかあって
私はただ祖母の手を握った
結局1カ月後に祖母は亡くなった
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