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悪とは限らない。洋書の「衝動買い」や「ジャケ買い」の良い点・悪い点【読める洋書を選ぶコツ】

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〜2月11日 18:30

「表紙がかわいい」とか「なんとなくオシャレだから」という理由で洋書を選ぶ人は多いと思います。

僕もこれまで何度も”装丁買い”(ジャケ買い=見た目だけで買うこと)をしてきましたが、正直なところ「買ってよかった」と心から言える本は1冊もありませんでした。なぜなら、結局むずかしくて読めない本ばかりだったから。

ということで今回は、洋書の衝動買い・ジャケ買いの良し悪しを、僕の経験からお話してみたいと思います(この記事では”ジャケ買い”という用語を連発します。この手の言葉が苦手な人もいると思いますが、お許しください)。


▣ 「ジャケ買いもいいな」と思える瞬間

  • 見た目が気に入った本を所有できる

  • 映えるから、部屋のインテリアになる

  • 洋書のデザインから良い着想を得られる

最初にお話したとおり、僕は以前まで頻繁に洋書をジャケ買いしていました。

本屋で目にした洋書を衝動買いしては悦に入る…という感じです。

特に、紀伊國屋書店の洋書セールへ行くと、衝動買いに拍車がかかります。

ジャケ買いによって「表紙が気に入った洋書を所有できる」という満足感が得られます。

中身を読んでも読まなくても、持ってるだけで良い気分です。

また、洋書は和書よりも”映える”ので、部屋や本棚に飾ってインテリアとして活用することもできます。

デザインを仕事にしているような人は、洋書の表紙から着想を得られることもあるかもしれません。

ちょっと無理矢理感もありますが、洋書のジャケ買いによってQOL(クオリティ・オブ・ライフ)が上がると考えることもできますね。

余談ですが、洋書のカバーデザインを見るたびに「和書もこんなオシャレだったらいいのにな…」と思ってしまいます。洋書ってなんであんなにも色鮮やかなんでしょうか。

▣ 洋書のジャケ買いで失敗する奴

一方で、洋書のジャケ買いにもマイナスポイントがあります。

  • 罪悪感、後悔に苦しめられる

  • 読めない本ばかりが部屋を占領する

  • お金がかかる

  • すぐに手放せない(売却しにくい)

ずばり、ジャケ買いをすると罪悪感に苛まれます。

「ああ、またやってしまった…また読めない本を買ってしまった…」という後悔が、精神を蝕んでくのです。

ちょっとおおげさですが、部屋に読めない本ばかりが増えていくのは気持ちの良いものではありません。

罪悪感のみならず、家計を圧迫するというデメリットもあります。

洋書は和書よりも値段が高いことが多いので、むやみに買ってしまうとスグに予算オーバーです。特に円安時の洋書はバリ高い。

買ってしまった本を気軽に手放すことができればいいのですが、日本国内では洋書を売却するのは非常にハードルが高く、それがジャケ買いした人をより苦しめることになります。

一般的な古本屋では洋書を販売してませんし、買取も対象外です。ネットの買取査定でも、洋書は買い取ってくれません。頼みの綱であるメルカリでもなかなか買い手がつきません。

という感じで、「洋書は買ったら最後」という側面があるので、和書に比べて洋書のジャケ買いはデメリットが大きいのです。

「罪悪感もないし、特に気にもならない」という人もいると思いますが、僕はジャケ買いで失敗を重ねてきた結果「もうジャケ買いはしない」という結論に至りました。

▣ むやみに洋書を買ってしまわないために

何事も「失敗から学ぶ」といいますが、この記事を読んでくれた方には、そもそも失敗を経験せずに、最初から洋書のジャケ買いで失敗しないためのコツを知ってもらえればと思います。

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