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My Interview Note 2

このブログを見ている方のほとんどが、今まで、英語にほとんど触れたことがない人が多いと思われます。だけど、今は自分のパイロットとしてのチャンスを増やすため、キャリアチャンジ等、必然的にこれから英語が必要になると感じておられるのだと思います。私も20年前は全く同じでした。英語は大学受験の為だけ、大嫌いでした、一生勉強するかー!なんて思っていましたが、結局一番必要になり、四苦八苦しました。いや、しています!(現在ケイ)。なので、そんなに鼻から無理だ!とか、面倒くさい!とか思わないでください。英語を喋ろうと考えるより、コミュニケーションを取る一つのツールと考えてください。そうすれば、小難しい語彙や、文法にとらわれず、相手と話が通じるはずです。身振り、手ぶり、目の動き、口調、絵等いろんな方法も交えると良いです。それもコミュニケーションのツールです。

私が、教官の訓練をした時は、本当に大変でした。周りの連中が何を話しているのか理解できず、飛行機の中では、Native English Speaker の連中を相手に、飛行機の中で、英語で教えながら、同時に飛行機を操縦する、、。できるわけないっす。でもやらなければ、教官試験をパスできずに、パイロットキャリアを積むことができなかったのです。だから必然的に必死にやりました。訓練期間はたった3か月、、、。二度目のチャンスは無い。悪い頭をフル回転させ考え抜きました。そしてようやく一つその方法を見つけました。

その方法は、とにかく英文を自分で書いて、それを覚えてしまうこと。人それぞれ、話し方や、よく使う語句、文章展開などある程度癖があるので、それをまず知るために自分で英文を書きまくり、それを覚えることだと思います。ある程度、自分のスタイルができると、パズルのように単語を入れ替えたり、フレーズを繫げたり、離したり、いろんなことができます。実際に、私はその手を使いました。まともに英語を話せるようにするには、それこそ何十年も必要になります。でも、今のあなたの状況ではそんな長い悠長なことは言ってられない。できれば半年 1年でものにしたいはず。コロナの終息もそのころには終わってるでしょう!だから、今あなたが、英語で引け目を感じているのだとすれば、すこし、見方を変えてください。英語を話せるようになるのではなく、コミュニケーションを取ることを第一にしたほうが、短時間で仕上がります。英語が話せるようになるのはそのあと、時間を持て余した時に考えればいいと思います。


3. Do you want to fly jets?

非常に分かりやすい、ストレートな質問ですね。これは以前のMotivationとつながる質問です。やっぱり、カンパニーのトレーナーとしては、あなたがちゃんとこれから操縦する飛行機に興味を持っているのかということの確証がほしいのでしょうか。質問した志望理由や、motivationがあやふやだと聞かれるのだと思います。なので迷わず即答しましょう。
Yes, Of course !

これは別にジェットだけではなく、その会社が運航している飛行機の名前を言ってきます。ここでは総称してジェットと書いています。

関係ない話ですが、ある時、クルーブリーフィングの終わりの際に、皆でフィットネスジムの話をしている時に、私はこういいました、

..... By the way, I joined JETS last week. 

そしたら傍にいた、CAの一人が大喜びして、Really!? Congratulation ! Junichi ! I am so happy for you !といって大きなハグをいただきました。ん?なんだかよくわからなっかたけど、美人CAなので、私も大きなハグで返しました。

私はニュージーランドにある、Jetts fitness Clubの事を話してたんですが、彼女は私がプロモーションしてでっかいジェット機を使った国際線を操縦するのかと勘違いしたみたいです。  そう、私はターボプロップ機のパイロットででっかいジェット機をいつか操縦するのを夢見ているのです。

さて、彼女にはなんて、これから言い訳しようかな。

4. Where will you be in five years? 

あのたの五年後はどうなっていますか?と聞いています。これはあなたのその会社内でのキャリアステップを聞かれています。会社はあなたが、ただ単に入社する事だけが目的である事をとても嫌います。ちゃんとアップグレードして金を稼げるパイロットになってもらいたい、ちゃんとそこまで考えているかどうか。

無難な答え方は「機長になることです」とか答えるのが良いと思いますね。一番まずいのが、即答できない事。きちんとした計画がないとみなされてしまいます。1年とかのショートタームの目標だけでなく、5年先のキャリアを考えて話すことがいいでしょう。ただし、5年後にはこの会社にはいませんよ!なんて話したらダメですよ。Managerになりたいとかパイロットと職種が違うものは避けた方が良いでしょう。

I see my self being around as a captain in five years.


5. Why do we have to hire you ?

直訳すると、「なんであなたを雇わなければいけないの?」ということになってしまい、日本の文化からすると、とても失礼な聞き方になってしまいますが、これは海外の会社ではよく聞かれること。

Negotiationの一つの基本、Give and Takeだと思ってください。「私、これだけあげる、あなた、なにくれる?」という感じでしょうか?

ここではあなたの強み、セールスポイントを言いましょう。似たような質問で以下のようなものがあります。
What are you going to bring to the roll of first officer ?
What can you bring to OOO Airline?
What are the 3 most things important for you in your next roll?
In your opinion what qualities make a good pilot?
以上直訳して考えてしまうと全く上記の質問とは違う内容になってしまいますが、ちょっとアレンジして、似たような答え方でクリアできると思われます。肉じゃがにするかカレーにするか そんなところでしょうか? え?例えがわかりにくい? では、あなたの良いところを述べるのが得策だと思います。
This is because I'm a hard worker and a dedicated person. I always do my best to any tasks given to me. Beside, I am a good communicator. I have a confidence to be a good member of your pilot team.

自分の良いところを3つくらい上げて話せばよいでしょう。できればこれらをバックアップできるような実例があれば完璧です。例えば、私なら、Hard worker and Dedication のバックアップの実例であれば、、

I've never failed any aviation relating tests and checks. とか。 I HAVE spent 20 years to come to see you today. There were so many obstacles and sacrifices I have made so far, like my money, my time , my family left in japan and so on. But i have never gave up my career goal. 

Good communication の実例であれば、My instructor commented me that i had good communication skill despite of slow English dialog. とか, ごく簡単に説明できればいいと思います。会話なので短く答え、相手にメモを取らせる余裕を持たせるのを忘れずに。

面接では常に、実例を用意しておくのがベストです。自分の話した内容に対する実例を持っていること、日本語の会話はとても抽象的な話し方が多いような気がして、これを他人にいっても理解されない、あ、それは私だけの問題かもしれませんが、、、。

この質問でご自身の良いところをいくつか出せれば、それが、会社にとって雇う理由になります。単純にあなたに飛行経験があるから、とか、エアバスのタイプレーティング持ってるとか、それを雇う理由になるか?というのは、どうかなーと思います。書類選考の段階では必要な事ですが、既に面接に呼ばれてるので、書類に書かれていないあなたを見せる必要があります。今までの飛行経験だけでなく人生経験をもとにした、あなたの培ってきた能力があなたを雇う理由になりますが。最初の面接ではなかなか通じにくいのですが、この手の質問はセールスチャンスなのでしっかり準備し、シンプルに答えて、印象付けた方が得策と思います。そうすれば面接官に GOOOD!と言われることでしょう。

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