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友人の結婚式の余興で寝た話

先日行われた配信者加藤純一さんの結婚式。
私も一視聴者として拝見させていただきました。
※加藤純一さんについて知らない方は下記参照
(加藤純一さんに対する思いを書くとそれだけで一つの記事が出来てしまうので、また別の機会に)


その時に、加藤さんの後輩である動画投稿者のもこうさんが余興としてピアノを弾いたんですね。

これが、とても良かったんです。
仲の良い先輩の為に一生懸命練習して、演奏は決して完璧ではなかったんですけど、すごく心に響いたんですよね。

これを見ていて、私が友人の結婚式に参列した時のエピソードを思い出したので、ご紹介したいと思います。

結婚式の余興について

私、結婚式の余興に対しては結構思い入れがあるのです。
というのも、自分自身が知人の結婚式の余興(バンド演奏)をやった事がありまして、その時に凄く頑張ったんですよね。
新郎・新婦にとって一生に一度の晴れ舞台。
台無しにする訳にはいかないと思ってものすごく練習しました。
元々軽音楽部にいたので、何回も人前で演奏した事はあったんですが、その時が人生で一番緊張しましたね。

そんな訳で私にとって結婚式の余興は、
「新郎新婦のために死ぬ気で頑張るもの」
と定義づけされている訳です。

結婚式の余興で寝るに至った経緯

さて、本題に入ります。
その日私は、大学時代の友人の結婚式に参加していました。

ちなみにその友人は教員で、同僚の先生もたくさん列席していました。

そんな中私はというと、お酒をしこたま飲み続けます。めでたい日なので当然です。

式はつつがなく進み、余興のコーナーに突入します。
まずは、新郎の兄弟のピアノ演奏。兄弟の絆を感じとても感動しました。
新婦の祖母の琴乃演奏。演奏の上手さに驚きました。

そして、最後の余興は同僚の先生による余興。これがいけなかった。

同僚「我々、新郎新婦のために一生懸命練習しました。お野菜ダンスです!」

ん?お野菜ダンス?

皆さん知ってて当然の言い回しでしたが、そんなもん誰も知りません。
何をやるんだろう...と思って見ていると

NHK教育テレビで流れてくるような軽快なBGMが流れ、一列に並んだ教員がニコニコしながらダンスを踊ります。

「お野菜ダンスが始まるよ〜」
「主役はピーマーン。にんじんもいるよ〜(ニコっ)」

保育園のお遊戯会かな?

直前の琴の演奏のクオリティの高さから一転。本当に練習をしてきたのか?と言わんばかりのクオリティで、地獄のような絵面を見せつけられます。
ヘラヘラしながら踊るんじゃねぇ。
こういうものって学校現場では当たり前の風景なのかもしれませんが、免疫がない人間にとっては苦痛でしかありません。

これが共感性羞恥か...

見ている事も辛くなって目を瞑ってやり過ごす事にしました。
するとお酒が進んできた事もあり強烈な眠気が押し寄せてきて...






ふと気がつくとと余興は終わっていました。
余興どころか両親への手紙のコーナーも終わっていました。20分近く眠っていたようです。

同じテーブルにいた同級生の女の子は
「こいつ信じられない」といった顔でこちらを見ていました。

それでも私は伝えたい

式後、二次会で同級生の女の子にしこたま怒られて、その日は解散になりました。

どんな事情があれど、友人の結婚式で寝てしまった事実には変わりなく、非は間違いなく私にあります。

ただ、結婚式の余興にはそれなりの思い入れがある私です。
あのダンスを見せられた時に、辛さと同時に怒りに近い感情が湧いてきたのも事実です。

余興はやる事に意味がある。
気持ちが大切。
そういう意見もあるでしょう。

でも本当に気持ちがあるならあのクオリティになるでしょうか?
下手だけならともかく、練習の跡すらまともに見られません。
新郎新婦にとっては一生に一度の晴れ舞台だという意識がカケラも感じられませんでした。
例え下手くそでも新郎新婦に気持ちがあれば
それは形になって伝わると思うのです。

それが出来ないなら余興をやらないで欲しい。

以上、余興の意識高い系の男から、これから結婚式に出る人に向けてのメッセージでした。

※この話。家族や友人にしても誰にも共感してもらえない上に、説教されるんですけど、やっぱり私がおかしいんですかね?


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