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今の私が考える、パーキンソン病のためのピラティス

皆さん、お久しぶりです!
なんと前回の記事が2年前・・・
かなりご無沙汰になってしまいました。

この2年間、私の中では色んなことがありましたが、今回は簡単に近況報告と、現在私が考えるパーキンソン病のためのピラティスについてお伝えしたいと思います。


この2年間の出来事

私は現在、パーキンソン病の方のためのリハビリスタジオPDitスタッフとして働いています。
PDitは旧PDCafeですね。
名前も変わり、スタジオは銀座へ・・・大きな変化がありました。

また、私は一児の母になりました。
去年の春に出産し、少しずつ仕事に復帰しております。

ありがたい事にYouTubeパーキンソン病のためのピラティスは現在チャンネル登録者数が1200人!!こちらも全く更新をしていないのですが、今でも見てくださっている方がいて本当に嬉しいです。少しでもお役に立てるといいな^^

今の私が考える、パーキンソン病のためのピラティス

さて、この2年間、出産前はピラティスマシンを導入した
パーキンソン病の方のためのピラティスクラスも対面にて開催しておりました。

マットで行う運動とはまた別にピラティスマシンは
動きを補助してくれながら、正確に運動をすることができるので
普段行っている自重でのトレーニングよりも、効果を感じていただけたように思います。
また、パーキンソン病の方は、姿勢の崩れなどから腰痛で悩む方も多いですが、痛みがある中でも安全にトレーニングができるのがピラティスマシンの魅力です。そして、終わった後には痛みが軽減されるケースが多いです。

ピラティスマシンならではの伸ばす・鍛えるが両方を兼ね備えたマシンの機能は、パーキンソン病の方の硬くなった筋肉を伸ばしつつ、
弱い部分をしっかり鍛えることができる
と感じています。

ここまでピラティスを推している私ですが
パーキンソン病の方には絶対にピラティスというわけではありません。
何を良くしたいかで変わってくるなと感じているのと
ピラティスだけでなくプラスアルファで有酸素運動や、ダイナミック運動など、他の運動を組み合わせることも大切だなと感じています。

マットピラティス、マシンピラティス、どちらにも言える事ですが
ピラティスの魅力の一つに体のくせを修正してくれる、というものがあるなーと感じています。これがパーキンソン病の方の運動としていい役割をしています。

体のくせを修正するピラティス

ピラティスの得意分野の一つに
体のくせを修正するというのがあります。

「変なところに力入っちゃった!」
なんて事ありませんか?
本来は、ここの部分に力が入るはずなのに何で肩に力入るの?
腰にくるなぁ・・・とか
このような事は姿勢の崩れや左右のバランスの差、筋肉が過度に硬かったり、弱かったりするときに起こります。

ピラティスを行うと、大体、この体のくせの原因がどこにあるかが分かります。

ピラティスは動きを通して
こうしたあなたの体のくせに気づくことが出来て
ピラティスエクササイズを続けることで、くせをなおす事が出来ます

体のくせは、自分が気づかない限りなおりません。

その気づきを教えてくれるのがピラティスです。

▽こちらの骨盤の動きの運動は、細かい動きではありますが
自分の骨盤がどう動くのかが良く分かります。
骨盤は姿勢に大きく影響する部位です。前傾・後傾どちらもスムーズに動くようになることで、普段、緊張しているお尻やお腹周りの筋肉がほぐれます。
https://youtu.be/aXFYnCcHK_8?si=YvCirIGeoaLVbgsp

▽また、こちらの動画では人によっては左右差を感じると思います。
自分が右、左、どちらの方がスムーズに動くか、自分の体を自分でコントロールできるか、を考えながら行ってみましょう。
そうすることで、自分の体のくせが分かります。

なんだか自分で行う整体のようですね。
このくせは一回きりでは良くなりません、もちろん続けることが大切ですが

ピラティスを行って、自分の体のくせを知る

症状の目的に合った運動をする

という流れが成り立つと、運動の質はとても上がると考えます。

なかなか、自分に合った運動や、症状に合った運動を自分で選択するのは難しいですが
もし今、運動として毎日、散歩を日課にしている
パーキンソン病の仲間と卓球をしているなど
何か習慣としている運動があれば、ぜひ、それを行う前に
パーキンソン病のためのピラティスを行って体を整えてみましょう

これからも、私がパーキンソン病の方に運動指導を行う上で
気づいたことや、役立ちそうな情報を提供していきたいと思っています。

どうぞよろしくお願いします^^

理学療法士・ピラティスインストラクター
ねも

PDitスタジオ

パーキンソン病のためのピラティス

パーキンソン病のためのピラティスDVD


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