見出し画像

テクニックとクオリティ

困ってしまう質問

これから仲良くなっていくかなという人とご飯を食べに行くことになって、僕が困ってしまう質問があります。

「好きな食べ物は何ですか?」

そう、あり触れた質問です。君ならどう答えますか。僕の場合、和洋中と世界各国の料理のどれも大好きです。蕎麦は確かに好きですが、美味しくない蕎麦を食べると1日が台無しになるぐらい嫌な気分になります。僕はちょっと面倒な人間なのです。

結局、「美味しければ、なんでもええねんけど」と答えたい気分になります。でも、そう言われた相手が困ることもわかっています。そんな訳で、僕からいくつかのお店を提案することが多くなります。お店のチョイスで僕の好みや人間性、感性もある程度推し量ってもらえることができるでしょうし、相手が美味しい料理を食べている想像をしてお店選びをすることの方が、僕にとっては意味ある発展的な会話に思えるのです。やっぱり、僕はちょっと面倒な人間かもしれませんね。

技術と質

先日、一人でお寿司を食べていたら、大将に御婦人が「アンコウは苦手だったのに、美味しい」と素敵な笑顔で話されている光景に出合いました。彼女はアンコウが嫌いなのではなく、美味しいアンコウを食べたことがなかっただけだったのです。

僕自身も最近、衝撃的に美味しいアイスティーに出合いました。茶葉の苦味がまったくなく、喉越しが驚くほど爽快で尚且つ、香りなど紅茶らしさが品良く表現されているのです。氷の溶けていく過程でも、新鮮さが薄れることがなく、衝撃を受けました。「アイスティーってこういう感じだよね」と自分の中で予測している美味しさの程度を遥かに超えてきたのです。

コース料理の食後などにサービスとしてコーヒーか紅茶かを選べる場合、ほぼほぼ毎回、僕はコーヒーを選びます。そうすると「コーヒーが好き」ということになりますが、あのアイスティーと同じ程度の感動を味わえるコーヒーは滅多にない気がします。コーヒーの方がストライクゾーンが広いだけであって、別にコーヒーが好きという訳でもないのかもしれません。好きって、何なんでしょうか。

結局、美味しい食べ物(飲み物)が好きということになります。

技術と質、テクニックとクオリティの高いもの、上質なものを僕は好きなだけなのです。君はどうですか。平凡なパンケーキでも、パンケーキなら好きですか。なんとなく僕が伝えたいこと、伝わっていると嬉しいんだけれど。

進化するピラティス™️

悲しいことに「2リットルパックからドボドボと製氷機から出てきた氷を入れたグラスに流し込んで、アイスコーヒーといって普通に値段をとってしまうような喫茶店」と、同程度の残念なピラティスが世界に溢れています(そんな残念なピラティスの先生は普段、スマホでゲームをしているか、Instagramぐらいしかしていないだろうからこのnoteを誰も読むはずはなく、こんなことを書いているんだけど)。

だから、僕はわざわざ「進化する」と冠しているのです。それがカッコいいこととも思えないけれど、明確な質と技術の違いを参加する前の段階の人にわかってもらえる方法が、それぐらいしか思いつかなかったのです。

YoutubeやDVDを再生するような一人一人のリズムを感じない無配慮な呼吸の誘導。そんなピラティスで、「君がより良くなるはずがないじゃないか」って。そんなふうに思ってしまうのです。

だから、毎回、君に会いに来て欲しいと願っています。君には可能性が無限にあって、君は君自身で君そのものを良くする技術があるということ。そのまったく質の違う体験をした時に、君がスタジオを出た後、見える景色が変わるということ。そういうことを僕は知って欲しくて、こんな文章を書いているのです。

大阪梅田
Pilates Studio DAGOBAH

https://coubic.com/pilatesonline/products/124959
東京池袋
12月13日14時から

https://coubic.com/pilatesonline/663207

終わりに

そうそう、最近パソコンの整理をしていたら雑誌に連載していたコラムが出てきたから読みたい人はクリックして読んでみて欲しい。

過去の連載記事①
過去の連載記事②



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?