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「大丈夫?」という問いかけ
海外だと「What's up?(調子どうよ?)」という挨拶から、会話がはじまったりします。日本でも「元気?」と相手に話しかけるでしょうし、会話のはじまりに相手の状態を確認するのはごく普通の一般的な社会交流のあり方です。
「大丈夫?」「しんどそうだね」という挨拶
さて、「調子どう?」と似た挨拶に「大丈夫?」という質問があります。
「大丈夫?」という問いかけは「調子どう?」や「元気?」と似ているように感じても、言われた側からすると随分と違う印象があります。変わらないじゃないかと思われた人は、注意が必要です。簡単に言ってしまえば、明るさに欠けているのです。
良い意味でのタフな人、悪い意味での鈍感な人は何も感じず、「大丈夫だよ」と返事して会話がはじまるかもしれません。ですが、戸惑ったり、表立って怒ったり落ち込んだりしなかったとしても、暗い気分になったり、なんらかの不快感を感じる人たちも少なからずいます。
もし君がボディワークやセラピーに興味を持っていたり、大切にしているなら、こういった何気なく使っている言葉に繊細であるべきです。実際に相手の顔色が悪いように感じても、反射的(反応的)に相手に「(顔色悪いけれど)大丈夫?」といった問いかけはするべきではないのです。
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間違いなく相手は疲れていたり、何か健康上の問題を抱えている。
疲れていることを本人が自覚している。
疲れていることをわかってもらいたい、理解してもらいたい、心配してもらいたいと思っている。
これだけの条件がすべて揃っていなければ、相手は腹を立てたり、落ち込んだり、不安になったり、マイナスな作用をもたらしてしまう。そんなふうに思っておいてください。
すべての条件が揃っていたとしても、その後の会話はどうなっていくでしょうか。相手の依存心を悪い意味で、より刺激していまうかもしれません。少なくとも誰に対しても明るさや穏やか、心地よさを感じさせるものではありません。関係性によっては、大きなリスクがあります。
両親や子供など、相手の健康上のケアをしなければならない立場でなければ、使わない方が無難な挨拶(質問)でしょう。親しみを感じる関係性であればあるほど、言葉を選別することなく、咄嗟に言ってしまいがちになります。ぜひ、気をつけてみてください。
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