舞い降りた言葉・・・

ＳＴＡＹ　ＨＯＭＥ

毎日の様に言われる言葉・・・今は我慢の時。

通勤は変わらずで、手洗いうがいをしっかりしてる。

買いだめは行わず、必要なものを必要な分だけ。

この言葉が使われ始めた時は少し焦りそうになったけど。

ぐっとこらえて様子を伺っていた。

きっと元に戻る。大丈夫と言い聞かせて。

私は去年から縁があって４歳の小さな犬と暮らしている。

朝晩の散歩は欠かせない。

朝晩の散歩時間はだいたい同じだけれど、どんどん人の往来が減ってゆく。

まだ噛み癖や無駄吠えが多く、ワンちゃん友達ができない我が子には有り難いが、なんだか寂しい気もする。

会社でも在宅勤務が増え始め、少し人口密度も減った。

休みの日の予定は入れられないけれど、さほど変わらない生活を送れている気がしていた。

ある日いつものように早朝の人気のなくなった道を犬と歩いていたら、頭の上に広がる聡明な空に気が付き、寝ぼけ眼で空を見ていた。

その時だった。

「感謝しなさい」

突然頭の中に話しかけられた気がして驚いた。

その言葉を聞いた瞬間に、私は普段通りの日常を送っていたつもりだったんだと気づかされた気がした。

「疲れてるのかも・・・」

その散歩中にその言葉が頭から離れず、ここ最近の自分の事を思い返していた。

確かに心がすさんでいたのかもしれない。

他人のことばかり気になって、自分自身を見つめ切れていなかった。

そう、今は他人の事をつべこべ言うよりも自分自身で思う正しい選択を虐げられる時期。

「感謝しなさい」

それは誰からのメッセージだったのかはわからないけれど、私の中に確かに聞こえた言葉。

それが誰であろうと私が感謝いたします。

最後までずっと忘れずに、正しい導きへと歩み続ける。

もしかして飼い犬の声？そんな訳ないよね。