知っておきたいあの話〜元寇とコロナ〜

1.はじめに

10/20(火)20時〜に黒坂図書館様主催で
外資系コンサルの肥塚修子さんによる
セミナーがありました。

先進国を中心とした医療制度比較が大変
興味深いよく練られた内容でした。
(医療サービス提供主体や財源など)

そこでは、日本の医療は遅れていると、
漠然とした考えを正してもらいました。
要素としてみると、日本は病床数やMRIなど
先進国の中でも多いデータで示され、
別の構造的な問題(診療報酬制度など)
ゆえ”遅れている”と感じてしまうそうです。

内容は主催者でもある黒坂宗久さんの記事が
詳しいです。なお今度は別のテーマでセミナー
するらしいので、興味がある方は黒坂様を
フォローされると良いかと存じます。

2.ファクターX

さて、大変興味深い内容ではあったのですが、
実は期待していたファクターXについて言及が
ありませんでした。

コロナのファクターXはどうやら山中伸弥教授が
仰っているらしく、山中教授以外ではあまり
見かけない印象です。

上記は山中伸弥教授のページです。
ごくザックリファクターXについて説明すると、
”よくわからないけど感染拡大を防いでいる何か”
です。(…というのが私の理解です)

思い返すと、SARSの時もそうでしたよね。
島国だから水際対策で何とかしよう!
よくわからないけど(=本格的に対策してない)
なんか沈静化したラッキー。

そして歴史的にも似たことありましたよね?
鎌倉時代の元寇、神風です。
元寇強すぎ勝てない。でも奴ら船戻ってくわ。
台風やばいんじゃね?難破したラッキー。

画像1

出典:WIKIPEDIAより

3.神風とファクターXを期待する事

神風が原因かはわかりませんが、日本人は我慢で
難局を凌ごうとする傾向が強い気がします。
(いや、神風が原因ではないでしょうね…)

多くの日本人が持つ我慢強さ。とても立派だと
思います。(なお私は少数派の模様…)
ただ、同時にどうしても”美徳”とは
思えない私がおります。

それは、神風もファクターXも自らの
コントール外だからです。
我慢してそれらに解決を委ねるのは神頼み
のような消極的な印象を強く抱きます。

ただ確かに戦略的として時期を窺うのは、
ありだとは思います。しかしいくつかある
選択肢の一つであり、それを選択するのは
万策が尽きた(あるいは万策検討の上
待ちの一手が最善と判断)時に限ると思います。

100歩譲ってファクターXに頼るのも
良いとしても、それが一体何なのか解明できない
のは”自称”科学技術立国としての名折れでは
ないでしょうか。
能力発揮の機会を自ら放棄しているからです。

4.元寇、コロナ、人生の危機に対して

私は中島みゆき作曲の宙船が大好きです。
共感いただける方もいらっしゃるかと思います。
歌詞が良いですよね。陰キャが歌うとガチだと
バレるのが玉に瑕ですが。

ただ私としては、一人でも多くの方が嵐にめげず
自分という船をコントロールし航海する事を
望んでおります。嵐で難破してもいいんです。
漂着した先でどうすればコントロールできたか
どうするのが良い航路だったのかを振り返れば。

若干意味が異なりますが、
ガンダムUC(ユニコーン)に出てくる
フル・フロンタルが良いセリフを言ってます。

”過ちを気に病むことはない。ただ認めて、
次の糧にすればいい。それが、大人の特権だ。”

悔しいけど、本当にいいセリフだと思います。
デキる大人の一要素を鋭く洞察している感じ。
大人になりましょう。特権を濫用しましょう。
そして自分のオールは自分で漕ぎましょう。

なお本日私は上司の追及を逃れるべく早々に
退社しました。何というか、明日の会議資料が
間に合う気がしない。どうやらオールは
会社以外の方向を向いているようです。
今私は自分という船が沈没しないよう祈ってます

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