うみ_シドニー_後ろ姿

#001 ワーホリ決断の仕方 タイミング別やるべきこと、私がワーホリ前に聞いた体験談紹介

ワーホリの決断の仕方 ~海外経験者に話を聞く~

実は私、人生とは何かについて、よく尋ねられることがある。

私の周りには少し変わった友達が多いのだと思う。恐らくは、類は友を呼ぶということだろう。

人の考え方というものは変わることもある。今の私は人生については「航海」だと思っている。それは少し気ままなワーホリをしているからかもしれない。何があるか分からないけど、失敗するかもしれないけど、「行こう」。きっと何か良いことが待っているはず!それを掴めるはず!でも掴めないかもしれない。むしろ人生マイナスに傾くかもしれない・・と。だけど、今のこの景色を見ながらどっちに進むことが正しいか、そんな判断をワーホリ中たくさんしなければならないのだ。そんなに甘くない。ワーホリを終えた後もきっとふとしたときに、私は友達から「人生って何?」って誰かしらから聞かれるんだろうな。そのときはなんて答えるんだろう。こんなことを考えているだけで私は楽しいのだ。笑

~ワーホリという言葉に出会うまで~

 英語科を卒業したにも関わらず、英語があまり話せないことはずっとネックだった。駐在員の旦那をゲットすることもなく、海外生活は夢のまま。若いときに憧れていた駐在妻の夢も忘れ、婚活しなきゃ~でも仕事も忙しい。。。と思う毎日だった。

短大を卒業して某メーカーに入社をして9年間、役員秘書として会社人生を歩んだ。辛いこと、楽しいこと、有意義だった時間、すべてのことを経験した気がする。本当にすべてを経験したとも思うが、まあ気がするだけだろう。まだまだ人生は長い。もっと色々あるはず。だけれども、一生付き合っていける友達みたいな同期、友達みたいな先輩・後輩ができた。これは私の人生を楽しく歩む最高のかけがいのない宝物となっている。

会社での私の評価は恐らく、割と仕事をチャキチャキとこなす、仕事好きな、そしてまた、そこそこ会社が好きな子というように映っていたのか、私の会社を辞めるという決断にかなり驚く人がたくさんいた。というのも、私が勤めていた会社は誰もが知る大きな会社。中にはこの会社を辞めてどうするの?という言い方で質問もされた。言いたいことはわかるけど、その聞き方は嫌いだった。まさに井の中の蛙という気がしてならなかったから。私にとっては、会社はあくまでも仕事をするところなので、とりあえず辞めて次を探せばいいやとかなり楽観的に考えていた。次の会社を決めてから辞めるということが、普通らしいが、少し自由な時間が欲しかった私は「とりあえず辞める」という道を選びたかったのだ。

 そして会社を辞め、実家の茶業を手伝いながら、就職活動をするもなかなか身が入らず、そしてどこの会社にも受からず、そんな中、沖縄旅行に行ったときのこと。はじめての交流多めのゲストハウス。全員での楽しい夕食を終えて、少しお酒も入り、ワイワイ話をしているとき、ある男性と出会った。その男性はとても優しい印象の顔立ちで、笑顔ですべてを包みこんでくれるような、とても地に足の着いた私より少し年上の今流行りのノマドワーカーの男性だった。最近の話、仕事の話、これまでの旅行の話とたくさんの話題で盛り上がった。うん、とにかく盛り上がった。そして、その男性から“ワーホリとか考えたことある?”の一言で、私は海外に住みたい自分の夢を思い出した。その夜は本当に楽しくて、大人の修学旅行とでも言うような盛り上がりで、この日にはじめて出会った人達なのにも関わらず、昔から気心知れた集団での飲み会のような雰囲気で、私たちはたくさん笑い、沖縄の海、自然と戯れ心から楽しい時間を過ごした。

~留学は考えていた~

 実は会社を辞める前、ワーホリについては全く考えていなかったけれど、海外留学について考えており、いくつかエージェントに行っていたが、お金がかなりかかるので、難しいと思って諦めて、転職活動をしていたのである。せっかく会社を辞めるのだから、諦めかけていた夢をもう1度目指してみようかな?と思っていたのである。

~決断~

 沖縄でのその男性との出会いが12月だった。そのときに私が決断したこと。それは、今受けている会社に落ちたら、ワーホリに行こう!と。

そして、不運?にも落ちてしまった。笑。12月の間は、自分の今後の人生において、ワーホリに行った自分、行かなかった自分、全力で考えてみた

なんとなく本気で行く方向ではあるけれど、まだまだ最終的な決断ができない、、、どうしよう。。。なので、ひとまず、ステップを考えた。

~第1ステップ~ 

この大きな決断、両親にも早めに伝えておくべきだろう。。。29歳とはいえ、両親からも応援される形で日本を出発したい、もし反対されたら・・・そんなことを考えながら、とにかく12月いっぱいはネットで情報を集めながら自分の人生を考えていた。

そして年が明けて・・・

1月1日の夕ご飯も大体食べ終わり、テレビを観ながらなんとなくグダグダしているとき、改まって言ったのである。「ワーホリに行くことを考えてる・・・とりあえず今考え始めたところなんだけど、行くっていう方向にかなり近い。行くことになったら応援してくれますか?」と、今考えても私らしいなんともまどろっこしい、でも丁寧な発言だ。笑。

母親はとっとと行ってきなさいと、少し私のことを邪険に扱っている期間だっだので、かなりぶっきらぼうな言い方で言ってきた。

私と母の関係はとても良好で、国内海外ともに旅行に2人で行く中だが、ずっと一緒にいすぎると、2人の価値観の違うところが少々ぶつかり合うため、長期で2人はかなりきつい関係性だ。そんな面から、あの母親とずっと一緒にいられる父親をたまに尊敬するものだ。もう一度言っておくが、母と娘の関係は良好である。

一方、父親は寂しそうな顔をしながらも、了承してくれた。というわけで、両親にも報告し、了承を得られたのだ。

~第2ステップ~

そこから私はグダグダ考え続けるのは時間がもっだいないので、期限を自分の中で決めた。本当に行くかどうかは「1月中に決めよう!」と決断した。その後もまた、私はおきまりのグーグル先生で様々なことを調べた。日本でのエージェント探し、語学学校、現地での仕事、どのくらいお金がかかるか等、とにかく疑問に思ったことを片っ端からググった。ググってググった。まあ、みんなやることだよね。

~ここまでの決断の流れ 簡単にまとめ~

① 12月初旬   ワーホリという選択肢の浮上
② 12月最後まで 本当に行きたいかどうか自分の人生と照らし合わせながら考える継続して、ワーホリについては調べる
③ 1月1日    両親に相談→快諾!!!

~準備本格始動~

そして、親への報告も終わり、本格的に始動することになる。まず、私は海外経験、ワーホリに行ったことのある友人、留学したことがある後輩など、仲の良い友人、友人、友人の友人、先輩、後輩、すべての思い当たる人にアポをとり、会って話を聞いてみた。

もちろん、グーグル先生で確認できることは多い。だけれども、もっとざっくばらんに、どんなことが大変で楽しかったとか、行って良かったとか、行かなければ良かったとか、もちろん答えはひとつではないはずなので、とにかく色んな人の話を聞きたかったのです。

グーグル先生の回答の答え合わせをするとともに、私が一番聞いてみたかったこと・・・それは「今この年齢でワーホリに行くことについてどう思う?」ということだった。

5人の友人、先輩、後輩に「今この年齢で行くことについてどう思う?」ということを聞いたときの彼女たちのリアクションとそれを踏まえて彼女たちから学んだこと、私が当時感じたこと&今感じてることも踏まえて書いていきます。


① 高校の友人 外語大卒 カナダのワーホリを20代半ばに経験


正直、ワーホリには行かなくても良いと思う。

理由は英語の勉強は日本でも出来るから。

帰ってきてからことを考えると、今就職活動をきちんとするのが良いと思う。私はワーホリ中かなり引きこもりがちで、バイト以外ほとんど外に出ず、youtube観まくってて結局日本にいるのと同じだった!!!!笑 ということで、かなり率直な意見を言ってくれた。

彼女は現地ではレストランでアルバイトをしていたそう。バイト中に同じシェアハウスに住んでいる方がお店に来たのだが、彼女は全く気が付かなかったそうだ。それほど、彼に興味がなく、家にいるときは部屋にひきこもってyoutubeに専念していたらしい。笑。基本は家と職場の往復だったそう。

→彼女からの学び

この彼女はとくに日本にいても物凄くフットワークが軽い人間という感じのタイプではない。なので、結局人間どこにいても、フットワークが軽い人は海外でも勿論軽いけど、日本でもフットワーク軽くない人が海外に行って突然フットワーク軽くなる!ということも、ないんだなと改めて思いました。

そして私の実体験からも、、、私も語学学校でたくさんの日本人に会いましたが、もともと家が好きな人はやっぱり、海外でもその傾向になりやすい。悪いことではないと思います。自分の時間もうまく確保していくことは自分の人生を有意義にする上である程度、大事なことかと思います。ただ、外に出たいと思っているなら、その気持ちに従って、せっかく海外にいるのだから、それを満喫しても良いのかもしれませんよね!多少の勇気が必要かもしれませんが。今、フットワーク重めで、海外に行ったら自動的にフットワーク軽い人間になれる!と思っている人はいないと思いますが、念のためお伝えしておきますね。

あと、彼女が引きこもりがちになってしまったのは、外が寒かったからということも原因の1つと言ってました。気候は確かに重要です。ワーホリを考えている人は、渡航時期や国で気候が変わってくるのでよく考えてみてください。

② 短大時代 友人 ニュージーランドワーホリを20代半ばに経験


えーー!?絶対行った方が良い!!!私は行けるならもう1度行きたい!!!国も素敵で、ホストファミリーも素敵で、ずっとそこで暮らしたかったよ~!!!

そんな彼女はパン屋さんで働いていたそうです。ほとんど毎日バイトして「家と職場の往復だったよ~。本当ただ海外に住んでる!って感じだった」と言ってました。

ホストマザーがかなりの綺麗好きだったのも、ホストファミリーとうまくやれた1つの要因とのこと。友達は家に帰るとスリッパに履き替えていたそうで、それを見ていたホストマザーはその彼女の習慣である、家の中ではスリッパに履き替える習慣を真似するようになったそうです。

新しいことを自分なりに解釈してそれを取り入れていくホストマザーの姿勢すごく好きだな~と思いました。そんな家庭、想像するだけで住み心地良さそ~だし本当に素敵なホストファミリーだったんだなと思って話を聞いていました。

→彼女からの学び

ワーホリというと私もそうでしたが、皆チャラチャラ遊んでいるようなイメージでしたが、私は今までの2人の彼女たちと話しをして、地に足ついたワーホリしてきたから、今の活躍している2人の姿があるんだろうな~と思ったのです。

最初に英語を勉強したい!と思ったモチベーションを維持し続けるのは大変だけれど、2人のように地に足つけながら、しっかり生活して、英語力をつけて・・と2人のおかげでワーホリのイメージが少し変わった自分がいました。

③ 職場の後輩 大学生のときに留学 アメリカ


英語力は言ったら話さなきゃいけないので、伸びると思います!私は行ってなかったら絶対こんなに勉強してなかったですし。行った方が良いです!!!

→彼女からの学び


順応性が高すぎる可愛い&背がすっと高くて綺麗な後輩ですが、留学時代の写真を見て驚愕っ!!!順応性の高さ故、体のサイズまで順応してました。食の量の順応には要注意です!!!

この彼女は、可愛い姿からは想像つかない度胸を兼ね備えていた為、1年目から大きな仕事を任されていました。今思えば、留学経験経て、度胸を身に着けたのかもしれないなと思います。

やっぱり、私が今ワーホリをしている中でも大変なことっていうのは大小様々あるんですよ。それを経験して、乗り越えることは今後の人生において大きな自分のお守りなりうるし、そういう成功体験が彼女を大きくしたし、度胸のついた人間にした良い例なのかなと思いました。

④ 職場の後輩 ワーホリ@カナダ(同じ短大卒業/短大卒業後、家でダラダラ→ワーホリ)


私は本当に行って良かったです!正直ワーホリ行くまで家でグダグダしまくりで、どうしようもなかったんですが、ワーホリ行って、すべて自分でやらなければならず、そこでかなり鍛えられました!!!絶対行った方が良いです!!!

→彼女からの学び


この後輩は英語も仕事も本当によくできるので、グダグダしていた時期があった子に思えなかったので、正直びっくりしました。だけれども、彼女はワーホリに行ったことで、本当に素敵に変わることが出来て、しかもそこで彼氏ができて、数年経った今でもラブラブカップルを継続中。彼女がどんなにグダグダだったかは知りませんが、本当に優秀な子で、自ら考える力と何かから吸収する力が本当にある子です。あの力が彼女のワーホリから養われたならば、まじで全員ワーホリ行って修行すべし!と思いました。

そんな彼女の仕事は現地のローカルカフェだったらしいのですが、ローカルにこだわってかなり頑張ったようでした。そういう経験から彼女の根性強さや仕事をとことんやる姿勢に繋がっているのでしょう。

ちなみに彼女は日本でエージェントは通さず、現地に行ってから、学校を回って自分で決めたらしいです。とにかく行動力がすごい!彼女からはエージェントは使わなくて自力で大丈夫だと思います!あの頃の私に出来たんだから絶対大丈夫です!と言われました。

そんな私はガッツリエージェントを利用してワーホリ来ました。

⑤ 会社の先輩 帰国子女 今も英語の勉強を真面目にしている真面目な先輩


やりたいことがあるっていうことは、素晴らしいことだから、是非行ってきたらいいと思う。私も実は将来を見据えて、大学卒業(現在は短大卒業資格のみの為)を取得しようとしているよ!現状維持だけでなく、私も何かしたくて始めたんだ!会社を辞めて、新しい道にドーンって私はいけないから、会社辞めずにコツコツ大学に通っているけれど、何事にも変化や進化は必要だと思ってる。ワーホリ、心から応援するよ!羨ましい!

→彼女からの学び


私からすると外人の上司、同僚に囲まれてバリバリ仕事をしている先輩だったので、まだまだ英語を勉強していることに驚きました。英語の勉強は一長一短ではないこと、改めて感じることができました。新しいことへの挑戦の仕方は人それぞれ。例え、ワーホリに行かなくても英語の勉強はできる

様々な考え方がありました。結局①の彼女以外からは大賛成!という感じの回答をもらいました。

今回紹介した方は海外経験のある人達でしたが、友達の中に大反対してきた友達は1人いました。あと、20代前半の頃よりお付き合いのある、敏腕転職エージェントの方にも相談したところ、転職の観点からみるとオススメできないということは言われました。

この辺の話はまた追って、紹介できたらと思っております。
私が聞いた話が、今ワーホリに行くかどうか迷っている方々の判断材料のひとつになればと思って、これを書いております。

結局私はワーホリに行くことを決意した人間の一人ですが、来てよかったかどうかを判断するにはまだ時間がかかりそうです。ただ、来たからには英語をマスターして帰るぞ!ということと、楽しんで帰るということ胸に日々頑張ってます。

<<まとめ(ワーホリ決断の仕方)>>

1か月目
① なぜワーホリに行きたいのか自分なりに人に話せるくらい考える
② それを考えながら、情報収集

2か月目
③ 早めにご両親に相談、了承もらう
④ 行く日を決める

3か月目~5か月目
⑤ 旅立ちの日に向けてVISAの申請や英語学習

6か月目
⑥ 渡航!!!

細かいことを書きだしたらキリがないので、ざっくりこんな感じです。
ありがとうございました。

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