きのうの日記 

 

朝起きて、昼締め切りのパワポスライドを作り、ナレーションをつけた。大して面白くなかったし、目の光も消えながら作業してたからだるそうに見えたことだろうな。ギリギリに提出を完了して、その後は座って動画見たりベッドで動画見たり音楽を聞きながらいつの間にか寝ていた。次に気づいたら3時過ぎてた。少し理不尽な女性教師に立ち向かう私。全く同じ夢を前にも見たことがあった。エアコンを消して、窓を開けて、特にきっかけもなくノルウェイの森を読むことにした。

暑かった 汗の存在感が増してたのでスッキリしたくてシャワーを浴びた。
エアコンをつけながら窓を開けて、その後は本を読み続けた。夏にあっためられたむわっとした空気の塊と、下向きのエアコンの冷気が私のところあたりで交通量の多い交差点みたいに戦ってる。いいよ、みんな、いい感じだ。
2階の部屋の私の目線ちょうどまで伸びたお向かいさん家の木は背が高くて葉っぱが豊富だ。ゆさゆさ揺れてくれていて、やさしい子。違う家の木だけど、私1人に笑いかけながら、気持ちよく光合成してるっぽい。今この木を見守ってるのは私だけだ。

贅沢な時間だった。あの本を読んでいるうちに前よりももっといろんなことを感じるようになってる。特に音。音がよく聞こえる。もしかしたら今これを書いてる時間と読了後の余韻みたいな時間しか研ぎ澄まされた世界は続かないかもしれないけど。別にそれでもいい。肌と隣り合う空気は心地よくて、うぶ毛も喜んでるんだ。このひと時をこうして感じられてこの文字に閉じ込められてるだけで、世界は豊かに思える。

お父さんが持ってきてくれて、妹が片付けてくれた夕飯を挟みながら夕方5時から初めて10時過ぎに読み終わった。歯磨きしてまた自分の部屋に戻り、今日のことを思い出したいという気になって、これを書いている。ノルウェイに影響されているのかな。。。
なんか悔しいぞ。

読んでいないことにモヤモヤしていた村上春樹。本を読もう。彼の作品は繊細で美しかった。美しかった。短い言葉で、「ふっ」と表したい。本の印象とか感想とか適切に表現できる豊富な語彙と気力は私にはない。美しかったでいいのさ。

ワタナベ君の話し方真似しよっかな。あの人なんなんだよ。

おやすみなさい。

*****
誰に宛てるでもない自己満足な存在の追伸くん 昨日は村上春樹を読んでセンチメンタリズムに浸ってた。今日の私もいい感じなのよ、別にふつうだし。センチメンタルなんかじゃない。でもセンチメンタルになる時間は好き。昨日は良かった。自分がそれに浸ってるのを自覚する瞬間も割と好き。んで夏は雲の色がこれ以上ないほどに光のこもった白なのがいいところ。夏のいいとこなんて、これとあとあれとあの感じとあれとかあれくらいなもんよ、私が思うに。暑いし蒸し蒸ししてるしね。まずそこをなんとかすべきよね、好きな季節論争の土俵に上がるためには。とか思ってたのに私の周り好きな季節「夏」って答える人多いのハテナ大放出してしまうよ。心の真ん中からかき氷シロップが染み出てくるみたいななんとも言えない高揚感は確かに夏が一番なのかも。個人的にはそれなら春も負けてないと思う。かき氷シロップは出てこないけど。
手紙を書いてるといつも追伸が長くなる。これってよくないかな?別にいいのかな?なんとも思わない?一つ言えるのはどう考えたって今日の私はセンチメンタルじゃない。文章見たら分かるでしょう?亜麻色の髪の乙女に乗せてゆさゆさしてる目の前の背の高い木、あなた最高だよ 見ていて気持ちがいいもん 来年の夏には私の部屋より遥か高くまで伸びているかもしれないし、伐採されて部屋からは見えなくなってるかもしれないから、あなたがちょうど良く私の座高とおんなじ背丈の今だけ、友達になろう 
ちなみに君に拒否権はないよ〜〜 私がガン見しててあげる

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