好き
好きには段階があるじゃない
好きすぎて誰にも言えない段階
好きなのが当たり前すぎて言葉にしない段階
これから出会う人全員に当然に伝えていきたいほどにこの上なく当たり前に好きな段階
最初はただ
なんか気になるだけだった
だけど気づいていく
あれ、なんかいつも、君のこと、考えてる
誰かにそれを指摘されたって
知らん顔する
君に話しかけられたって
そっけない態度をとる
これはもう、反射的に、本当はこんな態度なんてとりたくないのに、身体が勝手に自分が勝手に、意図してない動きをしてしまうんだ
気づいてる
君のことが好き
そんなのずっと気づいてた
君だって
惹かれてたんでしょう?
気づいてたでしょう?
きみはぼくの好きで
ぼくがきみの好きなんだよ
好きの正体はきみとぼくなのさ
行きたいところにふらっと行きたい、ひとりのひかり暮らし、明日を恐れずに今日を生きたい、戦争と虫歯と宝くじのない世界を夢想してみる。