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ポートランドとシアトルに行ってきた

ロサンゼルス・サンディエゴに次ぐワーケーションシリーズ第2弾。今月はポートランドとシアトルに行ってきた。

ポートランド

先月ポートランドに行った友人に話を聞いて、全米で1番住みやすい街と言われていることを知って興味を持ち、自分も行ってみたくなって早速フライトのチケットを取った。

ポートランドはカリフォルニア州のひとつ上、オレゴン州にある街。自分が生まれる前にフジテレビで「オレゴンから愛」というドラマがあったようで、自分より上の世代の人はそれでオレゴン州のことを知っている人が多いとか。ロケ地には以下のようなプレートが置いてあるみたい。

ソース:オレゴンから愛 ロケ地めぐり Part 1

サンノゼからポートランドまではフライトで2時間くらい。ホテルはダウンタウンに取っていたので、空港から電車でダウンタウンへ移動。電車内はホームレスが多いエリアにありがちな悪臭を放っていたので息を止めていた。

ダウンタウンはコンパクトで、徒歩で1時間もあれば一周できる。日系のお店も多く、阿夫利や無印良品、紀伊国屋などがあった(オレゴンから愛の効果なのかは不明)。治安はコロナ前まではよかったようだが、現在は悪化しており、サンフランシスコ程まではいかないがホームレスはかなり多かった。奇声を上げている人も多く、暗くなってからは出歩けない感じだった。

ポートランドは生活するための街といった感じで目立った観光地があるわけではないが、いくつか有名なお店があるので回った。ひとつは Powell’s Books という独立系書店では世界最大の本屋さん。増築に増築を重ね、中は迷路のようになっている。自分の住んでいるエリアでは本屋はほとんど見かけないが(Amazonに駆逐されて絶滅しかけている)、こういう街に根付いた本屋さんがあるのはいいなと思った。

Voodoo Doughnut というドーナツ屋さんも行った。20分くらい並んで看板メニューである Voodoo Doll を1つ購入。

看板の写真と顔が違ってモンスターズ・インクみたいなのが出てきた。食べてみるとザ・アメリカのドーナツといった味で、人生で食べたドーナツの中で1番甘かった。これはアメリカ人が肥満になるのも頷けますわ…

また、ポートランドは世界で1番ブルワリーの多い街で、小さな街にもかかわらずブルワリーが密集している。オレゴン州はホップの産地であり、また美味しい水も得られるようで、環境による恩恵が大きいみたい。ポートランドは2泊したが、いずれの晩もブルワリーに行った。

初日の晩は仕事終わるのが遅めだったので、ホテルの近くにある Deschutes Brewery に行った。有名なブルワリーで、日本でもアンテナアメリカなどで買える。The Ages というバレルエイジドのビールがとても美味しかった。

ちなみにオレゴン州は消費税がないので合計額が分かりやすい金額になりがち。消費税がないと安く感じる(実際に安いのだけど)。シアトル勤務の人が安さを求めて週末にオレゴンに買い出しに行くとかもあるらしい。

2日目は早めに仕事を終わり、ハッピーアワーに2件回った。1件目はまたもや有名どころの Rogue Brewery へ。Blackberry Cucumber という CBD の入ったビールと Hazy IPA を飲んだ。

2件目は Cascade Brewing というバレルエイジドのサワーエールが有名なブルワリーへ。Watermelon Gose というのを飲んでみたが、サワーだけど深みのある味でとても美味しかった。

最終日は郊外にある日本庭園へ。隈研吾監修のもと2017年にリニューアルされたということを知り興味を持ち、行ってみることにした。

中はとても広く、また米国にいることを忘れさせるようなクオリティの高さだった。米国でいくつか日本庭園を訪れてきたが(サンフランシスコやサンマテオの日本庭園など)、もはやレベルが違ってびっくりした。

ポートランドは総じて住みやすい街と言われるのが納得できるような文化に富んだ街だった。アジア人は少ない感じがしたが(調べてみると約8割が白人らしい)、日系のお店も多く、マイノリティを感じることもなさそう。治安がもう少しよければ真剣に移住することを考えられるレベルだと思う。コロナ前の治安がよかった頃のポートランドを見てみたかった。

シアトル

ポートランドからアムトラックで3時間半かけてシアトルへ。アムトラックに乗るのは今年3回目。意外と国内が網羅されており便利で重宝している。

シアトルは9月中旬とは思えない程の寒さだった。北海道より緯度が高いので当然といえば当然かも。また噂通り天気も曇りがちだった。カリフォルニアの天気に1度慣れると他のところに住める気がしない。治安は都会の割には比較的よい感じがした。特にフリーモントあたりは平和で住みやすそう。

シアトルにはグローバル企業の本社が点在しており、いくつか回った。ひとつは Amazon。前職は Amazon で働いていたが、コロナ真っ只中だったため出張は全くなく、今回観るのが初めて。The Spheres と呼ばれる球体の建物が存在感を醸し出していた。

スタバの本社も行った。テック企業のオフィスと比べるとシンプルな建物。

1Fにはおしゃれなスタバもあり、コールドブリュー飲み比べセットを注文。1番右はバレルエイジドのコーヒーウイスキーで、ほんのりと甘みもあり美味しかった。

恒例のブルワリー巡りも。初日はダウンタウンのブルワリーを2件、2日目はフリーモントのブルワリーを2件回った。

Stoup Brewing
Redhook Brewlab
Fremont Brewing
Reuben's Brews

最近いろんなとこでワーケーションしてみているが、自分の中で優先順位が高いのは天気と治安で、その両方を満たしてるところとなるとやはり今住んでるベイエリアがベストな環境なのかなと再認識している。

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