見出し画像

外で遊ばせるのはやめろとどう向き合う

遊びのガチ勢としてただ遊んで見る会から先日3回目の開催を迎えました。地元の子育てNPO法人にこにこママネットワークさんのご協力を経て、休校中に10回ほど開催する運びとなりました。

第3回目は隣の学区で開催しました。午前より午後から人がわんさか集まってきました。保護者の参加も多く、色々お話を聞くことが出来ました。
今日は大人にフォーカスを当てて一人語りしたいと思います。

今回からSNSで遊び場の発信もしており、「ブログを見て来ました」といった方もいらっしゃいました。また、お仲間から誘われていらっしゃった方も。

そこで保護者の方から、

・外に出たいけど、きっかけがなかった
・子どもが喜んでいるのを見て、来て良かったなぁと思った
・友達の家に子どもが行くのでさえ気を遣う
・外に出ると、まるで悪いことをしているような気になる
・周りの目線がすごく気になる

と、いった声を聴けました。

気のせいじゃない?といった声があるかもしれませんが、実際この地域でも「子どもが外で遊んでいる」といった通報がありました。
世間の目は厳しくなっているのが現状だと思います。

「こんな時に」「テレビを見ていないのか?自宅待機だろう」「ウイルス感染者が出たらどうするんだ」

仮設住宅で遊び場をやっていた時もこんな大人の声がありました。

「子どもの歩く音が響く。」「外で遊ばせるな。」「子どもの声がうるさい。」

新卒1年目の私は恥ずかしながらも、「何でこんなにいちゃもんつけてくんだ?」「何でそんなに気になるんだ?」なんてことを思っていました。時には胸倉掴んで怒鳴ってきた大人もいました。

しかしながら、遊び場をやる上で子どもを取り巻く大人へのアプローチが不可欠だと理解してからは、大人とも関わり続けるようにしました。
と、いうのも特殊な環境下に置かれた子どもが見せる姿と同様、大人たちの言葉には背景があって、何でそういった発言をするのかといった裏を見つめることで見えてくる関り方があると感じたからです。

だから今回通報があったことも、「外で遊ばせるな」といった声も、冷たい視線も(笑)、真っ向から「批判」や「それはちがーう!」と、私は言いません。

まずは、そういった方たちの言葉の背景に寄り添い、十分に理解することが大事だと思っているからです。(もちろんガーン😨とか、はぁ~😞とはなりますが)

でも。だからといって「外で遊ばせるのはやめろ」のままではだめだと思うのです。だからこそ、出来ることをしていく。
地域の人に挨拶する、もし話せそうだったらこんなことやってます、お騒がせしてますと話してみる、じっと見てる人がいたら声かけてみる・・・
いっぱいできることはあると思います。

画像1

※大乱闘な水遊び中に散歩中のマダムたちに声をかける私の図(全身ずぶぬれ(笑))

石巻時代の大好きな上司の座右の銘、ピンチはチャンス!とは本当にその通りで、そういった通報や声をかけてくださる人ほど後々ものすご~い強い味方になることも経験上ありました。

こういった外からの声にもきちんと耳を傾けつつ、中の声である子どもやその保護者の声にも耳を傾ける。プレーワーカーは聖徳太子のような方が多い気がします(笑)
すごく時間のかかることで、すごく大変なことでもありますが、最終的には子どもの声を守ることにつながると思い、根気よく向き合い続けます。これが「子どもの遊び」や「居場所」や「放課後の過ごし方」などを考えるきっかけにもなるかもしれませんしね・・・!

しかしながら、そういったある意味反対意見と一人で向き合うのはかなり心がやられます。私はよく泣いていました。是非仲間と一緒に向き合って、共有してください。良ければ私にもぜひ共有してください。

おまけ

画像2

写真は先日雨が降ってしまった時の室内遊びの様子。
この写真だけだと「ははぁ~!」と言ってる感じにしか見えないですね(笑)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?