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【子育て】子どもの塾代、初月は自腹を切らせた理由

こんにちは、ぴぐです。

ご訪問ありがとうございます。

我が家の中3息子は、絶賛受験生。

今回はタイトルの通り、息子に塾代の自腹を切らせた話です。

「何て親なんだ!!」と思われるかもしれませんが、私たち両親から息子への最終警告です。

自腹を切らせた理由は『息子の他力思考を改めて欲しかったから』

部活を引退して

陸上部に所属していた息子。

一生懸命頑張っていましたが、思うような結果を残すことができず夏休みの最初に引退をしました。

「部活引退したから、もう勉強するしかないよね!今から頑張れば間に合うよね?」

息子の言葉をポジティブに捉えた私たち両親は「大丈夫!目標があると頑張れるよ!応援する」と伝えました。

夏休みにどのような学習計画を立てているのかを尋ねたところ、塾の夏期講習に行きたいと言い出しました。

息子が自分の意思で塾に行きたいと言い出すまで、静観しておこうと決めていたので、このタイミングだと思いすぐに夏期講習の申し込みへ。

ここで私たちが伝えたことは「長期の休みは自分自身との戦い。中3の夏休みに頑張れなかったら、そのあとかなりきついよ。計画的に取り組んでね」ということです。

夏期講習で

息子には行きたい高校があります。

しかし、今の学力では到底無理。

中学になり、何度も勉強することの大切さや将来の可能性の話をしてきましたが、あまり息子には響いてなかった気がしています。

この夏休みがラストチャンスと伝え、息子本人もわかった!と言っていたのでその言葉を信じ、夏期講習に送り出しました。

息子が選択したコースは、13時から17時までの4時間。

「塾の勉強わかる?知識が増えてきた実感ある?」と尋ねると「説明聞いたら、なるほど!って思う」との返事がありました。

今までほとんど学校の勉強をしてこなかった息子なので、いい傾向かも!なんて思っていたんです。

塾で習った内容を家で復習することで知識が定着する話や、新しいことをインプットするには、朝が最適な話などを息子に言って聞かせました。

息子はうんうん!と聞いていましたが、夏休み期間中、塾以外の頑張りが私たち両親にはあまり感じられなかったんですよね。

夏休みが終わりに差し掛かり

自分の部屋で過ごすことが増えた息子。

勉強しているのかと部屋を覗いてみると、YouTubeの動画を作ったり、編集の勉強をしたりといった様子……。

悪いことではないけれど、今は受験勉強を優先したほうがいいと思うと伝えました。

そんなこんなで、あっという間に夏休みも終わりに差し掛かったころ。

塾から「これから塾を続けていかれますか?」との連絡がありました。

初月の塾代を自分で払わせることに

私たち両親からは、息子に塾を続けなさいとも辞めなさいとも言いませんでした。

15歳になった息子には、全て自分の頭で考えて動いて欲しい。

全ての結果は自分が招いたこと。

他責にしてはいけないよと、何度も言い聞かせてきました。

塾との面談を終えたあと、息子に塾をどうするか尋ねました。

すると「友だちみんなも塾入るって言うし、受験も近いから塾行った方がいいと思う」との返答。

これに対して、いつもは静観していた夫の雷が落ちました。

「みんなが行くから塾に行って何になるんだ?!自分が何のために塾に行きたいか、どうなりたいかが重要だ。みんなの人生じゃなく、お前の人生だ!」

みんなが行っているからという言葉が、とても気になったのです。

これから先の選択を『みんながしているから』で決めて欲しくないと思います。

「お父さんは、お前が自分の意思で決めて本気で頑張りたいと思うなら応援する。でも、今のお前からはそれが感じられない。どうせ親のお金だしみんな行ってるし……と思ってるなら考えが甘すぎる。塾の初月は自分でお金を出しなさい」と夫が息子へ伝えました。

夫の超論理的思考には、いつも驚きます。

息子に身銭を切らせるのは……と最初は思いましたが、息子と2人になったときに、夫の作戦は成功している!と思ったのです。

「塾代、自分で払いなさいって言われたときはビビったけど、自分のお金を払うんだから頑張らないともったいないよね。今まで親のお金と思って軽く考えてたかも。なんか、ごめんって思った」という息子の気持ちを聞き出すことができました。

最後に

塾代は、息子が現金で持っている全財産に近い金額。

「初めて大金使うのが塾代って、俺だけかも。ほんとうちの両親って変わってるね」と息子が笑っていました。

塾代の自腹を切らせたことが正解だったのかは、正直わかりません。

とはいえ、息子の心に何かしらの感情の変化があったことは感じられました。

あと半年後、息子は笑えているのかどうか。

私たち両親は応援することしかできませんが、安心できる環境を整えて見守っていこうと思っています。


最後までお読みくださり、ありがとうございました。



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