アナクシマンドロス
ミレトス学派
タレスと同じイオニア地方ミレトス市に拠点を置く
イオニア学派…イオニア地方を基盤に活動した哲学者
ミレトス学派…タレス、アナクシマンドロス、アナクシメネス
ミレトス学派…観察を重視。帰納法的
タレスと同様、万学に精通
夏至や冬至、春分や秋分を発見
それらを判断するために垂針盤を発明
陸と海との輪郭を記載した地図を作成した世界初の人
特に天文学に傾注
徹底的なリアリストでもあった
特定の動物を信仰するトーテミズムを真っ向から否定
人間と動物を切り離して考えるべき
論理的整合性を重視
『万物の始原(アルケー)は無限定なもの(ト・アペイロン)』
仮に万物の始原が水だとすると
相反するもの(タ・エナンティア)について説明不可能
矛盾する対立物が『水』という特定の単一なものから
生まれるはずがない
万物の始原は何か
水のように、特定で単一なものが始原ではないのであれば、
始原となり得るのは『特定でなく』『単一でない』ものであると
考えるのが合理的な捉え方です。
量的に無限であり、質的に無限定なもの
『なんでもないもの』
なんでもないものから生まれたあらゆる事物が
『動的な均衡』によって変化を続けている
例)乾季と雨季
一方の性質が強くなると
反動で他方の性質が時間を置いて優位に
この繰り返しによって世界は成り立っている
功績
矛盾を解消するために概念を用いたこと
目に見えるものを超えた思考ができるように
→ヘラクレイトスやパルメニデス、デモクリトスに影響
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